75歳で運転免許返上といってる国が、高齢化でタクシードライバーが足りないので原稿では75歳までとなってる個人タクシーを80歳までOKにしようという。日本の個人タクシーは75歳までだが法人タクシーには定年制があっても延長できるのでいまや80歳超えのドライバーがヨタヨタ走っている。
それでもどんどん離職しているから日本の運送はもう破綻寸前なのだ。
日本は少子化だけが問題なのではない。超高齢化とセットになっているから物凄い問題なのであって、中国も韓国もこんなに高齢者はいない。日本は超高齢者が寝たきりや過剰医療で医療費や年金を食いまくり、労働力がほとんどそちらに取られてしまっているのが問題なのです。
先日のことである。よく行く房総の市でこんなことに出くわした。
飲みに行こうと事前に代行の予約の電話をいろいろしてみたが、市でほぼ唯一のタクシー会社兼夜は運転代行の会社は、ドライバー不足で全く機能していないとのこと。個人の運転代行もほとんど機能していない。人口3万人の観光でも有名な市街区でおそらく動いている運転代行は数台。ネットで検索して電話しても誰も出なかったり、この電話は使われていませんになったり・・。地元の知人に「みんな飲みに行くときどうしてるの?」と聞くと「うーーーん。ごにょごにょ」である。
ライドシェアなど重点6分野を議論へ 政府のデジタル行財政改革会議
今頃になって押っ取り刀で検討を始めるとかどれだけ他人事ですか。最近、タクシー代わりに救急車を呼ぶ事例が多く社会問題になっているが、先日テレビで119番にかかってきた非常識な電話というのをやっていたが
「タクシーがこないの」 by 高齢女性
「タクシーの代わりに救急車はダメなんです」
「お金払うから」
「救急車は無料だからダメです」
というのをやっていてガチャ切りされていたのだが、このお婆さん、もしかしたら「急病で自力で行こうとしてタクシー呼んだけど来ないから」ということで救急車を呼んだのかもしれない。上記の市も大病院があるが駅からバスは昼は1時間に一本、あとはタクシーでとあるがほとんど捕まらないのでは・・・・・。もしかしたら運転手さんたちは高齢で夜は運転しない可能性もあります。介護タクシーが多そうでした。
そんなわけで日本にはライドシェア、そして飲酒運転防止には運転代行が必須なのであるが、最大の障壁が
2種免許
だと思われます。
2種免許ってなに?第二種運転免許(だいにしゅうんてんめんきょ)とは、日本の道路交通法上の免許区分のひとつ。バスやタクシーなどの旅客自動車を旅客運送(利用者から直接運賃を受け取って走らせる)のため運転しようとする場合や、運転代行の業務として顧客の普通自動車を運転する場合、すなわち旅客運送契約遂行として自動車を運転する場合に必要な運転免許証である。1956年8月1日から施行された。
大和交通のサイトに詳しくありました。 タクシードライバーとして働くには二種免許が必要!取得方法と条件は?
1956年と言うからめちゃくちゃ古い法律です。当時の車はこんな感じ。トヨタさんから借りてきました。
どれくらいの人が持ってるのかといいますと文字が小さいのですが令和4年の資料です。
中〜大型2種は普通2種もついてくるので上位の免許にカウントされています。なんと大型2種免許所得者で一番多いのは70代・・・・w あと数年でバス運転手がどっといなくなるというのはこういうことです。
さて、この普通2種免許。取得がかなり難しい。
学科はマークシート95問(文章問題90問、イラスト問題5問)。合格は90点以上。一種に比べ応用問題が多く、難易度も高い。二種運転免許に関わる運転区分に関する問題も多く出題される。特に技能試験が難しく採点内容の基準(アクセル、ブレーキの踏み方、ハンドルの切り方)などが非常に厳しくなっている。合格率は一発で試験場に受けに行くと物凄く低くて10%もなく、合宿や教習所含めても3割程度・・・・・。費用も30万円くらいはかかり、何度も何度も受験しないといけないので学科はともかくサラリーマンとか無理でしょ。
これ、警察利権ですよね?
ライドシェアを解禁したところで2種免許取得していないとダメという時点で誰も候補がいないし、運転代行も2種免許が不要なら若者が夜にバイト気分で副業としてやる地方も多いだろう。