物的証拠

 ニューヨーク州クーパーズタウンにある「アメリカ野球殿堂博物館」には第66回ワールドシリーズのスコアカードなどが保管されており、センターを守っていたトミー・エイジーが着用していたグローブも展示されていて、いずれの年代も1969年であることが示されている。

 一方、アポロ計画では宇宙飛行士が持ち帰った「月の石」があり、科学的分析により地球上のものではないことが確認されている。

NASA月面着陸“陰謀論”を米大学教授が検証! 1969年「奇跡のメッツ」との意外な類似性
月の石 画像は「Wikipedia」より(画像=『TOCANA』より 引用)

 またアポロ計画により月面に設置されたレーザー光反射装置(LR3:Laser Ranging Retro Reflector)は現在でも実験に活用されているのだ。

“陰謀論”を許さない動かぬ証拠の数々が提示されているわけだが、それでも一部で人類は月へ行っていないことが根強く信じられている最大の要因は、やはりこの半世紀に渡って誰一人として月に行っていない事実にあるのだろう。

 NASAによる21世紀初の有人月探査ミッション「アルテミス2」が来年に予定されており、すでに参加する宇宙飛行士4人の顔ぶれが発表されている。「アルテミス2」はあくまでも有人月周回飛行ミッションであり、月面着陸はその次の「アルテミス3」に託されている。

 早ければ2025年に実施される「アルテミス3」で再び人類が月面に降り立った時、月をめぐる“陰謀論”に完全な終止符が打たれるのだろうか。いや、もしかすると……。

参考:「The Conversation」ほか

文=仲田しんじ

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提供元・TOCANA

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