次に、65歳以上の重症化予防効果のデータです。

(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)
2回目接種後175日以降で、重症化予防効果は73.4%です。これに対して、3回目接種後105日以降の場合、重症化予防効果は86.8%です。後者の数値の方が若干高いため、3回目接種の意義をそれなりに認めます。
次に、発症予防効果のデータを見てみます。ワクチンの種類別にデータが公表されています。
まず、1、2回目がモデルナの場合に、3回目接種をした時の発症予防効果のグラフです。

(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)
2回目接種後25週以降(左側)で、発症予防効果は20%強です。これに対して、ファイザーで3回目接種をした場合(中央)は15週~19週で約50~60%で、モデルナで3回目接種をした場合(右側)は50%前後です。現時点では、発症予防効果は30~40%上昇しており、3回目接種の意義をそれなりに認めます。