借金時計は何のためにある?
借金時計は、多くの人に財政状況を身近に感じてもらうために公開されている。
実際の借金は1秒ごとに変化するものではないが、目の前で借金の数字が増減すると不安になる人が多いだろう。
国の借金の場合、単純に「1年で23兆円増加」と聞いても実感がわかないが、1秒ごとに73万円増えていくのを目の当たりにすると危機感があおられる。
この心理状態を利用して、財政状況を広く理解してもらうのが借金時計の目的だ。
借金大国日本!財政破綻の心配は?
日本が借金大国と呼ばれるようになって久しい。「このままでは財政破綻するのでは?」と心配している人も多いだろう。
現在、有識者の見解は「問題あり派」と「問題なし派」に二分されている。筆者の印象ではここ数年で「問題なし派」が増えているように感じる。
私たちは政治経済に興味を持って、この状況を注意深く見守っていく必要があるだろう。
文・たなべようこ(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
証券会社に10年勤務。主に個人向けの資産運用アドバイスを行う。現在は金融関連資格と自身の投資経験を活かして、金融ライターとして活動中
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