家庭内暴力、特に夫婦間やパートナー間の暴力のことを「ドメスティック・バイオレンス」であったり、その綴りを略して「DV」と言います。
バイオレンスは暴力という意味ですが、ドメスティックにはどのような意味なのでしょうか?

そこでここでは、「ドメスティック」がどのような言葉なのかを解説します。

目次
ドメスティックの意味
 ・家庭内という意味
 ・国内という意味
DVのイメージが強すぎる
 ・ドメスティックはネガティブな言葉?

ドメスティックの意味

ドメスティック・バイオレンスの「ドメスティック」の意味とは?勘違いされやすい言葉の真の意味
(画像=『FUNDO』より引用)

「ドメスティック(domestic)」は、複合語である「ドメスティック・バイオレンス」の印象そ非常に強いですが、いくつかの意味があります。

家庭内という意味

1つ目の意味は、「家庭的・家族的」です。
ドメスティック・バイオレンスはこの意味で使われており、「家庭内暴力」を意味します。

国内という意味

ドメスティックには、「国内の・国産の」という2つ目の意味があります。
ファッション業界で国産ブランドのことを「ドメスティックブランド」と言ったり、国産品のことを「ドメスティックプロダクツ」と言ったりもします。

また、空港のインフォメーションで「ドメスティック」という表記を見たことがある人もいるでしょう。
航空業界において、ドメスティックは「国内線」を意味しているのでよく登場します。

このように、ファッション業界や航空業界の用語となっていることがあるわけです。

DVのイメージが強すぎる

ドメスティック・バイオレンスの「ドメスティック」の意味とは?勘違いされやすい言葉の真の意味
(画像=『FUNDO』より引用)

「ドメスティック」という言葉を聞くと、ドメスティック・バイオレンスの印象が強いでしょう。

ドメスティックはネガティブな言葉?

ドメスティックは、「家庭的・家族的」「国内の・国産の」という意味なので、決してネガティブな意味合いではなく、フラットな言葉です。
しかし、「ドメスティック・バイオレンス(DV)」という言葉のイメージがどうしても強いため、ネガティブなイメージが付きまとってしまいます。

そのため、ドメスティックの意味をよく知らない人でも、なんとなくネガティブな意味だと思い込んでいる人も多いでしょう。