目次
ムササビ張りの張り方のコツを覚えよう
知っておこうメリットとデメリット
ムササビ張りの張り方のコツを覚えよう
基本のヘキサタープのムササビ張り

1本のポールで立てるムササビ張りの基本となる設営方法です。活用するポールは前方の1本だけなので、自由度の高い張り方ができます。
(設営方法)
1.タープを地面に広げて、ポールを地面に刺してタープに取り付ける。
2.ポールの高さを調整して、後方の張り綱を木などにくくりつける。
3.ポールと後方の木などにくくりつけた張り綱をしっかり張ってから地面にペグを打ちつける。
4.タープがたわまないように張り綱のテンションを調整する。
張り方のコツ
張り方のコツは、ポールはタープの前方に傾斜をつけるとタープ全体がピンとして、見た目が綺麗に張れます。さらに、ピンと張ることで風が吹いてもタープがバタバタと耳障りな音がしません。
また、どの張り方にも共通しますが地面に打ち込むペグは外側に30~45度ほど角度をつけると抜けにくくなります。
2本のポールを活用するヘキサタープのムササビ張り
2本のポールを活用したムササビ張りで、タープをしっかり張ることができます。この張り方は、タープの後方に木など張り綱をくくりつけるものを探す必要がないので、タープの設営に慣れていない方におすすめです。
(設営方法)
1.タープを広げて前後の対角線上にポールを置いてペグを地面に打ち込む。
2.ポールを支えるロープを地面に打ち込む場所を決める。
3.一方のポールとタープ、ロープの順に重ねてポールを立てる。
4.もう一方のポールも同様に立てる。
5.ポールが安定するようにロープの張りを調整してペグを地面に打ち込む。
張り方のコツ
2本のポールを活用するムササビ張りは、中心線になる前方のポールと後方のポールの位置がずれるとタープをピンと張ることができません。中心線のズレを防ぐために、前方のポールを立てた際に木の枝などを置いて目印にしましょう。
2本のポールは地面に対して外側に傾くように立てるとお互いに引っ張り合うので、タープが綺麗に張れます。
ムササビ張りでテントを連結させる小川張り

テントとタープを連結させる張り方です。ソロキャンプで小型テントを活用する時に、テント前方にタープを張ることでプライベートスペースが作れます。さらに、雨の日はぬれずに活動することが可能です。
(設営方法)
1.テントの後方とタープの前方にポールを刺す。
2.前方の後方の張り綱をポールにくくりつける。
3.ポール左右の張り綱を張ってから地面にペグを打ち込む。
4.タープがテントの天井に乗るように高さを調整する。
これで設営は完成です。
張り方のコツ
タープのスペースを確保するために、テントサイトでは最初にテントの位置を決めてからタープを設営しましょう。タープがテントサイトに入りきらない時には角度をつけて調整します。そのためポールは角度を調整しやすい連結式がおすすめです。
タープの角度は、テントの前方を高くすると風が入りやすく、雨が後方に流れるので快適に過ごせます。
知っておこうメリットとデメリット
ムササビ張りは設営のアレンジがしやすく持ち運びが簡単

ヘキサタープは、1人でも設営しやすくスペースが小さく済みます。道具は幕とポールのみで収納サイズが小さく持ち運びが便利なので、ソロやツーリングキャンパーには人気です。また、内と外の区別がないので開放感とプライベート感が両立できます。
ヘキサタープのムササビ張りはアレンジしやすく、風が強い時などは角度をつけて風をよけることやタープ泊が可能です。さらに、シンプルでおしゃれなフォルムが人気で、アウトドアでのキャンプの雰囲気を盛り上げてくれます。
面積の狭さと乾きづらいデメリット
ヘキサタープはコンパクトに作られているため、設置した時の高さが低く、日陰のできる面積が狭いデメリットがあります。対処方法としては、ムササビ張りでポールの設営方法や連結するテントのサイズや配置を工夫してみましょう。
ヘキサタープは材質にコットンが含まれている製品が多いので、乾きづらいのもデメリットです。濡れたまま放置してしまうとカビの原因になるため、雨が降った後はしっかり乾燥させましょう。