親しい間柄で使うタメ口。
普段から仲の良い人とであれば、タメ口で話す人も多いですよね。
では、このタメ口の「タメ」とはどのような意味があるのでしょうか?
そこでここでは、「タメ口」や「タメ」の意味や成り立ちについて解説します。
目次
「タメ口」とは?
・「タメ口」の意味
・最近の変遷
タメ口の「タメ」の語源
・語源は賭博のサイコロ
・丁稚由来説はデマ?
「タメ口」とは?

(画像=『FUNDO』より引用)
まずは、「タメ口」の意味について見ていきましょう。
「タメ口」の意味
「タメ口」とは、相手に対して対等な立場で行う話し方のことです。
日本では上司など目上の人には敬語を使うことが多いですが、同僚や友人にはタメ口を使う人が多いですし一般的です。
そのてんでは、タメ口は対等な関係において使うものだと言えます。
一方で、部下や後輩といった目下とされる人相手にもタメ口で会話がされることもまた多いです。
最近の変遷
2000年代以降になると、タメ口は年上が年下に話す際の言葉だという認識が生まれました。
現在は、その意味で理解して使っている人も多くなっています。
タメ口の「タメ」の語源

(画像=『FUNDO』より引用)
ここでは、「タメ口」がどのようにして生まれた言葉なのか、その由来について見ていきましょう。
語源は賭博のサイコロ
タメという言葉は、もともとサイコロのゾロ目ことを指していたとされます。
これは、賭博のサイコロに由来し、「同じ目=ドウメ→トウメ→タメ」と変化していったのだという説があります。
丁稚由来説はデマ?
江戸時代の大阪では、丁稚と呼ばれる少年や子供に渡すお駄賃のことをタメと呼び、これが由来だとする説もあります。
番頭が丁稚に対して使う乱暴な言葉遣いをタメ口というようになったという説ですね。
しかし、この説に関してはデマの可能性が高いとされています。