キャンプでは調理や焚き火のためにナイフを使います。食材や木を切った後のナイフは、汚れが残ったり錆びたりしてしまうためこまめな手入れが必須です。この記事では、ナイフの種類や素材別の手入れ方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
ナイフの手入れ方法は素材によって変わる
使ったらすぐにメンテナンスをしよう

ナイフの手入れ方法は素材によって変わる

キャンプ用のナイフは手入れが必要

キャンプ用ナイフのお手入れ方法を解説。素材別の研ぎ方や注意点についても!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

キャンプでは、料理や薪の調整などさまざまな場面でナイフが使われています。形状や素材も使う用途によって種類があり、複数のナイフを持っている人もいるでしょう。

ナイフは金属の部分があるため、適切に手入れしないと錆びてしまいます。この記事では、キャンプ用ナイフのお手入れの基本的な方法と、形状や素材別の手入れ方法や研ぎ方を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

錆びに強く手入れが簡単なステンレス

キャンプ用ナイフのお手入れ方法を解説。素材別の研ぎ方や注意点についても!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

ステンレス製のナイフはメンテナンスの回数が少なくても錆びにくいため、初心者におすすめです。切れ味もそこそこで、食材を切る分には問題ありません。バトニングを始めとする木の加工を行わない人はステンレス製のナイフを使ってみましょう。

切れ味と強度はカーボンスチール製に劣るため、バトニングなどの加工はあまりおすすめできません。どうしてもステンレス製のナイフで行いたいときは重量のあるナイフを選んでください。

切れ味を優先するならカーボンスチール

キャンプ用ナイフのお手入れ方法を解説。素材別の研ぎ方や注意点についても!
(画像=Photo byBrett_Hondow、『暮らし〜の』より引用)

カーボンスチール製のナイフは切れ味が抜群です。バトニングを始めとした木の加工には最適なナイフで、もちろん料理にも使えます。ただし衛生上の問題があるため、加工用のナイフと料理用のナイフは別に持っておきましょう。

一方でカーボンスチール製のナイフの弱点は錆びやすさです。普通の包丁のように洗って拭いておくだけではすぐに錆びてしまいます。錆びてしまった場合は、研ぎ直さないと使えなくなるので注意してください。

キャンプ用ナイフのお手入れ方法を解説。素材別の研ぎ方や注意点についても!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

使ったらすぐにメンテナンスをしよう

①洗って乾燥させる

キャンプ用ナイフのお手入れ方法を解説。素材別の研ぎ方や注意点についても!
(画像=Photo byHans、『暮らし〜の』より引用)

調理や薪などの木の細工に使ったあとは、汚れを洗ってしっかりと乾かす必要があります。まずナイフの刃や柄を洗剤を使って洗い流し、水分を拭き取ってください。その後、風通しのよい場所で自然乾燥させるか、柔らかい布で包んで乾かします。

折りたたみ式のナイフの場合は折りたたまれる部分も乾いているか注意が必要です。濡れた状態で折りたたんでしまうと錆が発生する可能性がありますので、完全に乾いているか確認しましょう。

②錆び対策に油や黒錆び加工をする

キャンプ用ナイフのお手入れ方法を解説。素材別の研ぎ方や注意点についても!
(画像=Photo bystevepb、『暮らし〜の』より引用)

金属部分の手入れ方法として、オイルを塗る方法が錆び対策に効果的です。オイルはオリーブオイルなどの食用のものを使いますが、サラダ油は乾きやすくベタつくようになります。油自体も酸化しやすいので注意しましょう。

また、カーボンスチール製のナイフは錆び対策として、洗って研ぎ終わった後に黒錆加工を行います。材料はオイルではなく紅茶と酢で、混ぜ合わせたものに1時間ほどブレード部分を漬け、黒くなったら完成です。

鞘や柄も手入れしておこう

キャンプ用ナイフのお手入れ方法を解説。素材別の研ぎ方や注意点についても!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

鞘が付いているシースナイフは鞘の手入れも必要になります。鞘に汚れや水分が残ったままナイフを収めてしまうと、せっかく手入れしたブレードの部分がまた汚れてしまうためです。

また、鞘や柄が木材でできている場合は濡れたままだと腐ってしまうため、亜麻仁油を塗るといいでしょう。亜麻仁油はワックスのような効果を発揮するため、水を弾いて長持ちさせられます。