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いまボクスターを狙うのならバランスのいい3代目がベスト
現行型は歴代よりもリスクを払わずにすむが中古価格は高値安定
いまボクスターを狙うのならバランスのいい3代目がベスト
2012年6月発売の3代目(981型)になっても、中古車の物件数は初代、2代目と同じような数になっています。
また3代目になると走行距離が8万kmを超える物件でも400万円台は当たり前で、それだけ根強い人気を誇っているのがうかがえます。
トランスミッションは、PDKが主流になり、MTは2代目よりも少数派になっています。
新しいぶんだけ状態が良い個体が多くなるのは、ボクスターに限りませんが、初代や2代目よりも価格は高いいっぽうで、コンディション的には手を出しやすい世代ともいえます。
「ボクスター」のダウンサイジングされた2.7Lエンジンでも195kW(265PS)を発生。「ボクスターS」は、3.4Lエンジンを積んで232kW(315PS)を発生していました。
この世代から、よりスポーティな「ボクスターGTS」も設定されるようになりました。
現行型は歴代よりもリスクを払わずにすむが中古価格は高値安定
2015年12月デビューの「781ボクスター」を名乗る現行型(982型)になっても、中古市場での流通量はそれ以前のモデルとあまり変わりありません。
またMTよりも2ペダルのPDKのほうが多く、価格も当然ながら高値安定となっています。
ボディサイズは、初代から約65mm長い全長4,379mm×全幅1,801mm×全高1,281mmで、2,475mmのホイールベースも初代にくらべて60mm延長されています。
走りや快適性も大幅に進化を遂げ、エンジンは「ボクスター」が2.0Lの水平対向4気筒ターボ、「ボクスターS」は2.5Lの水平対向4気筒ターボにそれぞれダウンサイジングされました。
上位モデルの「ボクスターGTS」は当初2.5Lターボを搭載していましたが、2020年に水平対向6気筒エンジンを搭載した「ボクスターGTS 4.0」 に進化。
また、ハイパワーな2.0Lエンジンを積む「ボクスターT」(GTSよりもさらにタマ数は少ない)が追加されのも2020年でした。
素のボクスターでも動力性能は必要十分という印象を受けますが、よりパワーを重視するのであれば当然ながら「S」より上のモデルが適任です。