(周波数を空ける)既存の5GHz帯無線アクセスシステムについては、終了促進措置を活用して他の無線システムに移行等させるように検討する。 (5Gに割り当てる)4.9GHz帯(4.9~5.0GHz)に導入する5Gの技術的条件を令和5年度内に取りまとめ、令和7年度末までに5Gに周波数を割当てる。 (それゆえ)既存の5GHz帯無線アクセスシステム(登録局)の新規免許登録期限は令和7年度末までとする。
「周波数再編アクションプラン(令和5年度版)(案)」を読むとすぐにわかるのは、一段落を一文、つまり最後に一つだけ句点を付けるという、上の実例に示した書き方が徹底されていることである。このため、一文が100文字を超える。二つ・三つに分ければよいのに繋げて長い文章にしているので、何が言いたのか読み取りにくい。
周波数再編アクションプランのように他国からも関心を寄せられている政策課題については、難解な日本語はやめて、平易な日本語で表現して欲しい。
もう一つ。外国メディアは令和X年度内という表現に繰り返し躓いた。①令和5年度末は2023年度末のことで、②それは2024年3月であると、二度意訳しないと理解できないからだ。周波数再編アクションプランには和暦は適さない。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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