伊勢湾から大山沖までをフィールドに、大型船3隻で多彩な釣りが楽しませてくれるのが愛知県知多郡南知多町にある師崎漁港の石川丸だ。これからのシーズンに注目の釣りをご紹介。
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(アイキャッチ画像提供:石川丸)
春夏以外に秋も楽しめるイサキ
初夏が旬のイサキだが、実は秋にもおいしくなる。春にはまだ小型だったものが、秋口には脂の乗った立派な魚に成長し食べごろとなる。春夏は大山沖のアジ・イサキコースで、秋は伊良湖沖または大山沖のサビキ五目コースでこれを狙う。
タックルと仕掛け
サオは2~2.5mの6:4~7:3調子で使用する60~80号オモリに適合したもの。リールは小・中型電動リールかカウンター付きリール。カウンター以外にもミチイトのマーカーをよく確認し正確にタナを合わせる。
仕掛けは大山沖の場合は3本バリのテンビン吹き流し、伊良湖沖では5本バリのサビキ仕掛けとなる。
タチウオ釣り
釣期は夏から晩秋。ドラゴンと呼ばれる大型も多く、一人で大型を数本釣る達人も。レギュラーサイズの魚影はさらに濃厚。良い日には大型クーラーがタチウオでパンクする。釣り方はテンヤ釣りとテンビン釣りの2つがあり、テンヤコースとテンビンコースに分かれて出船している。
タックルと仕掛け:テンヤ
テンヤ専用ザオがベスト、小さなアタリを積極的に掛けられる9:1調子がお勧め。ミチイトは PEライン2号以下、リーダーはフロロカーボンラインの8~12号。テンヤは60号をメインに50号も用意。エサのイワシは船でも購入可能だが持参が好ましい。
タックルと仕掛け:テンビン
専用ザオのほか、操作性の良い先調子で、使用する80号オモリに対応した2m前後の船ザオでもOK。
仕掛けはテンビンに1本バリの吹き流し仕掛けを装着。エサのサンマの切り身は船に用意されている。
カワハギ&フグ
8~11月はカワハギがメイン。寒くなるにつれヒガンフグやショウサイフグにシフトしていき、春先まで楽しめる。カワハギは30cm前後の大型が、ヒガンフグは1kgを超える大物も釣れる。釣ったフグはもちろん有免許者のスタッフが捌いてくれるので安心。
タックルと仕掛け
カワハギ、カットウフグとも、使用する30号オモリに対応した専用ザオがベストだが、8:2調子の1.8m前後の船ザオでも可。仕掛けとエサは要持参。仕掛けはカワハギが2~3本バリの胴ツキ、カットウフグの仕掛けは様々なタイプがある。ともに仕掛けの仕様が多岐に渡るので、詳しくは当船に問合せを。