船釣りで最強の泳がせ仕掛けは1種類

船釣りで泳がせをする場合に、どのような仕掛けを使用すればよいか悩んでしまいがちです。そのような時は次の仕掛けを使いましょう。

回遊魚も底物も狙える仕掛け

船釣りでは、「胴突き仕掛け」を使用します。胴付き仕掛けは、トリプルサルカンや親子サルカンなどを使用して道糸とオモリを付けた捨て糸を接続させます。

トリプルサルカンに枝針を結び、そこに泳がせのエサとなる魚をつけます。船釣りでは、ウキなどを使用することがないので、胴付き仕掛けを沈めるタナで狙う魚のポイントを変えます。

魚探で魚の位置を船長が指示してくれるので、魚のいる場所にピンポイントでアプローチができます。遊漁船で複数人と釣りをする際にも、隣の人と糸が絡みにくいのでトラブルが少ない仕掛けでもあります。

また、胴突き仕掛けを深いタナや海底に沈めることにより、ヒラメやマゴチなどの底物やハタやカサゴなどの根魚なども釣ることができます。ひとつの仕掛けで幅広い層の魚を狙えるので、困った時は胴突き仕掛けを試すのがよいかもしれません。

泳がせ釣りのタックルと仕掛けのスペック

ここからは泳がせ釣りのタックルを紹介します。

カンパチ・ブリなどのタックル

大型のカンパチなどを釣る場合には、竿があまり長いと取り込みに苦労する場合があるので竿の長さは1m後半から2.5m程度の竿を使うとよいです。

「ミッドゲーム エクスチューン 64」は、シマノ独自のスパイラルX搭載のモデルで、高いネジリ剛性とつぶれ剛性を実現。オニカサゴ、のどぐろ、キンメダイなどの高負荷のオモリで深場を狙うターゲットにも対応できます。

マハタ、根魚などのおすすめスペック

・オモリ50号〜100号
・幹糸 フロロカーボン10〜14号
・ハリス 8〜10号
・捨て糸 4号
・針 伊勢尼12号〜14号

泳がせ釣りは孫ばりの使用が必須

孫ばりとは、活きエサを付けるメインの針と別に、エサ後部に取り付ける補助用の針を指します。魚は通常頭からエサを飲み込もうとするのでメインの針に掛かりますが、喰いが渋い場合や食べ損ねた場合などは針を付けていない尻尾部分にファイトすることがあります。

このような場合は、早合わせするとエサだけ取られて上手く魚がのらない状態になります。

形状は主に2種

針の形状は、通常の1本針とルアーで使用するトリプルフックがあります。使用方法は好みにもよりますが、トリプルフックの場合は3本針の1本を魚の尾ビレ側に刺すのが一般的です。孫針を使用することでメインの針がかりが甘かった場合も補助してフッキングしてくれる役目をします。