ホンダ『N-VAN』の電動化モデル『N-VAN e:』の詳細情報が明らかに

2023年9月28日、ホンダは新型軽商用EV(電気自動車)『N-VAN e:(エヌバン イー)』の情報をホームページ上で先行公開しました。
大容量の荷室空間と助手席側センターピラーレス構造を特徴とするホンダ『N-VAN』の電動モデルが2024年春に発売することは昨年12月に発表されており、この度、正式な車名とともにその詳細の一部が明かされました。
ホンダはこのN-VAN e:を皮切りに、日本国内のEV展開を本格スタートさせるとコメントしています。
『N-VAN』の使い勝手はそのままに『N-VAN e:』は細部を改善

『N-VAN e:』の基本構造やデザインはガソリンエンジンの『N-VAN』を踏襲しつつも、細部に改善の手が加えられています。
外観はフロント周りに若干の意匠変更が加えられており、もっとも大きな変更点であるグリルの素材には、使用済み自動車のバンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」が用いられているとのこと。
室内空間は、荷室長が1,510mmから1,480mmへと30mm短縮されるものの、最大スペース長は2,635mmから2,645mmへとわずかに拡大。そのほかの寸法は、荷室床面地上高が525mmから540mmへ15mmほど高くなっているほかはN-VANと同じです。薄型バッテリーを採用したことで室内高も1,365mmに変更はありません。

インパネ周りは、エアコン操作部やシフトポジションスイッチなどを運転席側に集中配置させて利便性を向上させ、軽商用バンとしてはじめて6サイドカーテンエアバッグを運転席と助手席に標準装備することで安全性も向上しているとのことです。
また、ホンダコネクトに対応させることでスマートフォンのHondaリモート操作アプリから遠隔で「充電待機時間設定」や「最大電流量設定」などの充電設定が可能に。
そのほか、出発時間ににあわせて車内温度をコントロールできる「お出かけ前タイマー設定」や、外部給電時に設定残量に達した時点で給電を自動停止する「外部給電下限SOC設定」などの機能もスマートフォンアプリから設定できるそうです。