タチウオワインド、そしてテンヤのジグヘッドは100均でも買うことができる。秋になると人気で店頭在庫がなくなるほどだ。筆者も何度か使っていて、使用感に不足を感じたことはない。だが釣りメーカー品が勝つ部分も多い。今回は100均のタチウオルアーについてコスパを分析したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

100均のタチウオ釣り用ルアーとメーカー品を比較 高活性時に使うのはどっち?

100均でも買えるタチウオリグ

まずはD社で販売されている100均タチウオテンヤだ。

100均のタチウオ釣り用ルアーとメーカー品を比較 高活性時に使うのはどっち?200円テンヤ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

この商品はD社によくある100均の中の200円商品である。税込220円。タチウオワインドのヘッドも同様で、200円で販売されている。

重み、シャンクなど、造形は一般的なものといえよう。蓄光するヘッド。何気にトレブルフックをつけるためのアイもヘッドの顎部分についている。

また、テンヤリグやワインドリグには魚の目が付いていないものも多い。これはその点、妙にしっかりとしたこだわりである。魚が釣れるのも請け合いだ。

100均のタチウオ釣り用ルアーとメーカー品を比較 高活性時に使うのはどっち?200円ワインドリグでの釣果(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ハリガネ、ケミホタルでプラス200円

実は筆者は個人的にこのタチウオテンヤリグを釣り場で開けるまで、ワイヤーリーダーもエサを縛るためのハリガネもついていないと思っていた。しかしそんなものも万全同封されている。すなわちこれだけで、あとはエサかどじょうワームみたいなものがあれば、釣りができるわけだ(同店からどじょうワームも、ワインド用のワームも出ている)。

ただ、テンヤの釣りは基本的にケミホタルを必要とするので、これは別途購入しなければならない。エサをしばるためのハリガネも予備的に持っておきたい。となると、プラス税込220円の出費となる。この時点で440円だ。プラスエサまたはワームでざっくり、ざっくり単騎550円のリグとなる。

――なんだ?そんなに安くないんじゃないか!?これは、ワインドリグでも同様だ。

メーカー品のワインドリグ

コスパ比較で、釣りメーカー品のものを持ってきてみる。メジャークラフト社のワインドリグだ。2個入りで700円くらい。ワームを装着、トレーラーフックを装着するとして、単騎500円か?

トレーラーフックについて言及しておくとタチウオワインドでは必須だ。タチウオは食い上げの魚で、ヘッドの頭を押さえるというよりもとりあえずアタックしてくる。バイトポイントがはっきりとせず、ひっかけ釣り的でもあるので、ハリ数が多い方が確実に釣れやすい。