肉料理のスパイスとして使用されるのが「ナツメグ」です。
「ナツメグ」はその独特の香りから、香辛料とされます。
今回はそんな「ナツメグ」についてわかりやすく解説します。
ここでは「ナツメグ」の詳細はもちろん代用品なども説明するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
「ナツメグ」とはこんな香辛料
「ナツメグ」にはこんな効果が!
「ナツメグ」とはこんな香辛料

まずは「ナツメグ」がどのような香辛料なのか見てみましょう。
「ナツメグ」とは
「ナツメグ」とはニクズクという常緑樹の種子を言います。
もしくはその種子を挽いて粉末にした香辛料を意味します。
そのスパイスは世界中で使用されているのが特徴です。
なお、同名の木材として流通している「ナツメグ」は別のニクズクとされるので注意が必要です。
同じ果実から採れるスパイスの「メース」
原料であるニクズクからは主に2種類のスパイスが採れます。
その1つが「ナツメグ」で、もう1つが「メース」です。
「メース」は「ナツメグ」の仮種皮を乾燥させたものです。
そのため、どちらもスパイスとして使用されるという点では共通していると言えるでしょう。
ただし「メース」は「ナツメグ」よりも淡い香りでピリッとした独特な辛味と苦味があるのが特徴となっています。
逆に「ナツメグ」は「メース」よりも穏やかな香りを持っているのが特徴です。
両者は香味も変わってくるので区別して覚えておきましょう。
他にもニクズクは精油やナツメグバターの原料としても使用されるのだとか。
そうした用途の違いなど異なる点がいくつかあります。
「ナツメグ」という名前の由来
「ナツメグ」は英語で豆とムスクを意味する「nutmeg」から来ています。
「nut」が豆を意味し「meg」がムスクを意味するのだとか。
つまりは「ムスクの香りがする豆」を意味する名前となります。
「ナツメグ」にはこんな効果が!

ここからは「ナツメグ」の効果について見てみましょう。
肉料理と相性のいい「ナツメグ」
「ナツメグ」は肉料理と相性が抜群とされています。
なぜなら「ナツメグ」の香りがニオイ消しになるためです。
料理に使用する肉によっては獣の臭みが出てしまいます。
しかし「ナツメグ」を入れることでその匂いを抑えられるわけです。
実際にインドやインドネシアには「ナツメグ」を使用した肉料理もたくさんあります。
現地では味付け用のソースや風味付け用の香料として「ナツメグ」を使用することもあるのだとか。
また、ヨーロッパ圏でもイタリア料理やオランダ料理に使用されることがあります。
このように「ナツメグ」は世界中で使用されているスパイスと言えるでしょう。
乳製品や焼き菓子にも!
西洋では「ナツメグ」を乳製品や焼き菓子に使用することもあるそうです。
一見すると乳製品や焼き菓子には合わないように思えます。
ただ「ナツメグ」のユニークな香りが引き立て役になることもあるわけです。