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落ちそうでヒヤヒヤ!リアワイパーのビニール袋
リアワイパーに物をかけての走行は違反行為?
落ちそうでヒヤヒヤ!リアワイパーのビニール袋

(画像=©Himchenko/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)
筆者は以前、お客さまに「リアパイパーにビニール袋を引っ掛けたままワイパーを作動させてしまったので、異常が無いか車を見て欲しい」と言われ、驚いたことがあります。なぜそのようなことをしたのか尋ねると、「車内にゴミを持ち込むのが嫌だった」とのことでした。
後ろを走る車としては、落ちそうでフラフラ揺れているのは危ないのではと感じることがありますが、当の本人は何も気にすることなく運転していることがほとんどです。
しかし、実はリアワイパーにひっかけたビニール袋が、思わぬ危険につながることもあるのです。
リアワイパーに物をかけての走行は違反行為?

(画像=©︎beeboys/stock.adobe.com
,『MOBY』より 引用)
一見すると何の問題もないように見える行為ですが、リアパイパーに物をかけて走行する行為は、「積載物の適正な載置」に関する規定に抵触する可能性があります。
道路交通法施行令第22条には、自動車の積載物の大きさや積載の方法について制限する「自動車の積載の制限」について規定されています。リアワイパーに物をかけることは、車の外に物を積載する行為に該当し、適正な載置ではないと解釈される可能性があるのです。
つまり、リアワイパーに物をかけて走行することは、視界を妨げ、他の道路利用者に危険をもたらす可能性があるため、道路交通法や道路交通法施行規則に抵触する可能性があると言えます。このような行為は、安全な運転に支障をきたすため、避けるべきです。