ネット証券で販売する投資信託は販売手数料がかからないノーロードファンドがほとんどとなりました。信託報酬もインデックスファンドでは0.1%以下のものを珍しくありません。
例えば、三菱UFJアセットマネジメントが運用するeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬は、年間0.05775%に過ぎません。
投資残高が100万円として計算しても、年間わずか600円足らずです。投資信託が高コストだと言うのは、かつての店舗型証券が主流だった過去の話です。
投資環境を見ても、この3年で株式のインデックスは日本株式で54.9%、グローバル株式では71.0%の上昇となっています。
株式の個別銘柄に投資をして、銘柄選択を間違えたりする位であれば、インデックスファンドで着実にリターンを取る方が賢明です。
未だに「投資信託=儲からない商品」と思い込んでいる人がいるのには驚きますが、問題はこのような誤った情報を信じてしまう人が多いことです。
本人が勉強不足のせいで、投資の成果をあげられないのは自由です。しかし、誤った情報で周囲の人を巻き込むのはやめて欲しいものです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年10月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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