アメリカでクレジットカードに頼って生活している人が急増している。総利用回数はアメリカで右肩上がりに増えており、最近ではカード債務残高が初めて1兆ドル(約150兆円)を超えたことが発表された。
日本でも同様のことが起こるのか。もしくはすでに起きているのか?
日本でもクレカの利用率は右肩上がり
冒頭、アメリカでクレジットカードの利用が伸びていることに触れたが、日本でも利用率は右肩上がりの状況となっている。
経済産業省が2023年4月に発表したデータによれば、民間消費支出におけるクレジットカードでの決済比率は、2017年に19.2%だったが、2022年には30.4%に増えている。
ちなみに、現在はさまざまなキャッシュレス決済の方法が普及していることから、民間消費支出全体におけるキャッシュレス決済の比率はすでに全体の36.0%に上るが、この36.0%の内訳は以下の通りとなっており、クレカの利用が圧倒的に多いことが分かる。
【キャッシュレス決済比率(2022年)】
決済手段 | 比率 |
---|---|
クレジットカード | 30.4% |
コード決済 | 2.6% |
電子マネー | 2.0% |
デビットカード | 1.0% |
キャッシュレス合計 | 36.0% |
【こちらの記事も人気です】
政府がキャッシュレス化を後押し
過去のデータを見れば、クレジットカードの利用・普及が進んでいることが分かるが、では今後はどうなのか。
確定的なことを断言できないが、さらに利用が促進される可能性が高いと考えられている。その理由は、政府がキャッシュレス化を後押ししているからだ。