レース報告・豊島怜 ST1000・#13
豊島怜 コメント
レースウィークではあまり 大きくセッティングを振らない傾向にありましたが、今回は大きくセッティングを変えて臨みました。時間をフルに使い様々な事を試しました。一発タイムこそ出ないものの、ペースは安定していました。

予選 – 7位 (1’32.810)
4周のみのアタックのつもりでガソリンを限界まで少なくしてタイムアタックに出ましたが、上手く決まらずガソリンを追加しもう一度アタックに出ました。新品タイヤのグリップが落ちてきた9周目に自己ベストを更新することができ、7番グリッドを獲得することができました。3列目となってしまいましたが、タイヤが減ってきてからもペースを上げることができたのでポジティブな予選だったと思います。

決勝
朝フリーでは予選を踏まえて決勝を見据えたセッティングの最終調整をしました。決勝はスタートを決めて6位で1周目を終える集団でのバトルになり、激しく抜きつ抜かれつのバトルを展開しました。レース中盤からは路面温度が一気に上がったことで、転倒者続出の難しいコンディションの中、タイヤの滑りをコントロールすることに集中しながら前を走る選手との一騎打ちとなりました。最終ラップに仕掛けようとしたところで黄旗が振られてしまい勝負をする事が出来ずに終わってしまいましが、今季ベストリザルトの5位でのチェッカーでした。

感想
今回は苦しいレース展開の中でも確実にバトルを展開し、ベストを尽くした上でしっかり完走をすることができました。バトル中の冷静さや、ブレーキングやアクセルワークなど丁寧に操作を行うことを意識することでタイヤの減りやペース配分を学ぶことができました。今年はレースを重ねるごとに勝負の強さに必要なことを学び、磨けていることを実感しています。残すところ最終戦の鈴鹿のみとなりました。今年の集大成として最高の結果を勝ち取れるように精進していきたいと思います。チーム関係者の皆様、並びにご協賛して頂いている各位スポンサーの皆様、誠にありがとうございました。
レース報告・アクスタイヨウ JP250・#61
アクス タイヨウコメント
オートポリス大会のセットアップが非常に好印象だったので、そのままのセットでコースインしましたがこのコースには相性が悪かったようで事前テストのデータに車体を戻してフィーリングは改善しました。しかしフリープラクティスの最後でクラッシュしてしまいました。損傷は少なかったので翌日もタイムアップを目指してアタックしましたが、今度はエンジンの問題が発生したため最後までセットアップを行う事ができませんでした。

公式予選
予選に向けてメカニックとチームが非常によく働いてくれて、すべてを修正し、予選に向けて最高のバイクを提供してくれたので、気持ちよくアタックに向かう事が出来ました。ベストタイムを更新する事が出来ましたが上位陣には少し離されてしまい総合12位と4列目からのスタートとなりました。

決勝
決勝は得意のスタートで前に出てトップグループについてゆく作戦でした。予定通り1列前のグループに加わることが出来てオープニングラップで2つポジションを上げて10番手で通過。トップ集団も見える位置でしたが徐々にトップ3台が離れてしまいレース中盤から激しい4位争い集団でレースを展開。ラインを大きく変えて前車のパスを試みますが上手くゆかず離されては再び追い上げて集団に食らいつく厳しい展開が続きます。1台をパスして9番手に上がり更に前を狙いました。難しいレースでしたが最後まで諦めずに目標であった第2グループでゴールする事ができました。

開幕戦 の 感想
週末は非常に困難なスタートでしたが、気持ちを切り替えて週末を力強く終えることができました。でも満足していないので、次のラウンドでは上のステップを目指したいです。次戦は最終戦なので全力を尽くして頂点を目指したいと思います。サポートしてくれた皆さん、そして一生懸命働いてくれたチームに感謝します。