「(闇のクマさんは)お金たくさんもらったんでしょうね」という確かな根拠なき言説に対しては「私は金じゃないと思う。そんな人じゃない!」と真っ向から否定しているのである(9月26日)。

こうした百田氏や有本氏の言動のどこが「是々非々ではない」「排他的」なのだろうか。

そうであるのに、日本保守党に関しては(未だ結党の集いや党員募集も行っていないのに)、「寛容性がない」「排他的」「是々非々で判断することができない」「右のれいわ」(れいわ新選組)との非難が寄せられているのだ。これは明らかに異常と言うべきだろう。

KAZUYA氏は先述のYouTube動画で、日本保守党界隈は「岸田政権を是々非々で見るという感覚がそもそもあの界隈では求められてないんですよね。百かゼロかです」ともコメントしている。

しかし、百田尚樹氏は昨年7月、岸田首相が原発稼働を表明したことを受けて、今後の「覚醒」を期待しているし「反対勢力に負けないで凄い頑張ったと思う。これは覚醒の第一歩なんじゃないか」とYouTube動画で、首相の決断を評価しているのである。岸田政権のやることなすこと全てに反対していた訳ではないのだ。

また、百田氏は、今は亡き安倍晋三元首相と交流があったが、そうだからと言って、安倍政権の全てを肯定していた訳ではない。

例えば、新型コロナに対する安倍政権の対応を大いに非難したこともあった。人間、交流があるとつい遠慮したり、その人を批判しにくいものだが、百田氏らは違った。だが、それは、人や物事を是々非々で評価しているからこそ、できることであろう。

日本保守党界隈は「是々非々ではない」「排他的」といった「印象操作」や「レッテル張り」は今後も強まってくることだろう。しかし、そうした「印象操作」に負けることなく、日本のために頑張って欲しいと思う。

日本保守党(公式)SNSより

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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