MF:山口蛍(ヴィッセル神戸)

横浜F・マリノスとの天王山を制し、優勝に向け大きな勝利を挙げた第29節のヴィッセル神戸(2-0)。結果的には無失点での勝利となったが、MF山口蛍の広範囲にわたる守備があったからこその結果とも言えよう。中央、サイドともに数的優位を作るポジショニングと運動量を90分間見せ続け。機を見ては攻撃にも出ていき強烈なミドルシュートでゴールを狙うなど終始存在感を放っていた。

FC東京 MF原川力 写真:Getty Images

MF:原川力(FC東京)

今夏の移籍でセレッソ大阪から新たにFC東京へ加入したMF原川力。第29節では、ガンバ大阪を相手に嬉しい移籍後初ゴールをマークし、チームの2連勝に大きく貢献している(3-0)。右サイドからの崩しの場面でエリア内に侵入すると、相手をかわしコースのない中で丁寧に蹴り込み得点。もちろん、守備でも終盤まで巧みなボール奪取を見せるなど躍動。攻守両面で自身の存在感を示す働きを果たした。


サンフレッチェ広島 MFエゼキエウ 写真:Getty Images

MF:エゼキエウ(サンフレッチェ広島)

名古屋グランパスとの上位対決に臨んだ第29節のサンフレッチェ広島。1点を先行される展開となったが、終盤に一気に3ゴールを奪って逆転勝利を果たしている(3-1)。そんな怒涛の逆転劇の主役となったのがMFエゼキエウだ。後半途中から出場を果たすと、PKを誘発する絶妙なスルーパスを供給し、さらにダメ押しの3点目をチームにもたらす働きで勝利に貢献した。


アルビレックス新潟 MF三戸舜介 写真:Getty Images

MF:三戸舜介(アルビレックス新潟)

今季急成長を遂げているMF三戸舜介。打ち合いとなった第29節の川崎フロンターレ戦でも、その存在感は抜群だった(3-2)。強烈なシュートが代名詞となりつつある中、今節もポスト直撃の長距離ミドルでチームの1点目をお膳立て。後半にもエリア内で強烈な一振りを見せるなど、特徴を存分に発揮してチームの連勝に貢献した。


湘南ベルマーレ FW大橋祐紀 写真:Getty Images

FW:大橋祐紀(湘南ベルマーレ)

残留争いに巻き込まれたまま終盤戦へと突入している湘南ベルマーレは、第29節でセレッソ大阪と対戦。順位では大きく離れている相手にも関わらず、湘南の選手たちは堂々たるプレーで2試合ぶりの勝利を手にした(2-0)。特に、序盤からエリア内で存在感を示したのがFW大橋祐紀だ。背後への動き出しやDFラインを引っ張る動きでもチャンスを作り、終盤には勝利を大きく手繰り寄せるボレーシュートでのゴールもマーク。エースらしい文句なしの活躍で勝利の立役者となった。


柏レイソル FW細谷真大 写真:Getty Images