
在日米軍司令部(USFJ)SNSより
日本は米国と日米安全保障条約を締結している。安保条約の目的は、日本を含む極東における国際の平和と安全の維持である(安保条約前文)。そして、安保条約5条では、日本に対する武力攻撃に対しては、自衛隊と米軍の日米両国で対処することが明記されている。
日米安保は、基本的には北大西洋条約機構(NATO)と同様の国連憲章51条に基づく集団的自衛権として、自衛隊と米軍の日米両国の「共同防衛」システムであり、これにより日米両国は軍事的同盟関係にあることが明らかである。
在日米軍基地日本国の安全と極東における国際の平和と安全の維持に寄与するため、在日米軍基地が置かれている(安保条約6条)。
在日米軍基地の規模は、米国陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊を含め約5万人である。在日米軍基地は、三沢、横田、厚木、横須賀、岩国、佐世保、嘉手納、普天間に置かれている。
米国の目的5万人規模の在日米軍基地を日本に置く米国の目的は、日本を含む極東アジアにおける国際の平和と安全を維持するための、米国の軍事的支配の確立である。
同様に、韓国や、ドイツなどNATO諸国にも設置されている米軍基地も、当該国を含む地域の平和と安全を維持するための、米国の軍事的支配の確立が目的である。
これらの米国の軍事的支配の確立は、米国の世界における圧倒的な軍事的覇権と軍事的影響力の保持を可能とするものである。