火星を引き寄せてから植民地化

 研究チームによれば、もしも太陽の周囲にダイソン球を建設するとすれば、その原材料は地球1個分にもなるという。当然だがとてつもない規模の建設作業となる。

 そのような難事業に挑まなくとも、高度な地球外知性体にとって新たな資源にアクセスするためには、強力なレーザーを使用して惑星をある軌道から別の軌道に移動させる方が効率的であるということだ。

 そしてそのようにして移動させられた不自然な軌道の惑星を見つけることで、先進的な地球外文明の存在が示唆されることになる。

 研究チームは人類が十分強力なレーザーを作成した場合に、この技術を利用して火星または冥王星を地球に近づけてハビタブルゾーンに内の軌道に乗せ、惑星の資源を活用したり植民地化することができるという。

ダイソン球はもう古い! 宇宙人はレーザーで惑星を植民地化している!?
「arXiv」より(画像=『TOCANA』より 引用)

 人類が現在の火星に行くのではなく、火星を地球の近くの軌道に持ってくることができれば確かに植民地化は容易なのだろう。今後の人類にとって完全フリーエネルギー社会を実現するのが先なのか、それとも火星を引き寄せて植民地化するのが先になるのか、興味深い思考実験になりそうだ。

参考:「Anomalien.com」ほか

文=仲田しんじ

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提供元・TOCANA

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