おしゃれは足元から。車のホイールは人にたとえれば靴です。
ホイールがブレーキダストや泥はねなどで汚れていると、せっかくの高級車も台無し。できればボディ同様、いつもピカピカにしておくことで、気持ちよく車に乗ることができます。
そんなホイールのメンテナス方法と、汚れを予防するアイテムを紹介しましょう。
目次
ブレーキダストに含まれる樹脂系汚れの除去に
半年に1度の施工でホイールはいつでもピカピカに
ホイールの汚れは、車を使用する限り避けることができません。路面のホコリや泥はね汚れ以外に、ブレーキを使うたびにブレーキダストが発生して付着します。
自動車のディスクブレーキは、回転するブレーキローターにブレーキパッドを押し付けた際の摩擦力で車を減速させます。この摩擦によって生まれるのがブレーキダストです。
輸入車や最近の国産車で目立つ黒っぽい汚れは、ブレーキローターとブレーキパッドのなかの鉄素材が削れて粉状になったもの。
摩擦によって高温になった鉄粉はアルミホイールに食い込むように付着して、放置すると錆を呼び込んで固着します。また、ブレーキパッドを固めている樹脂もホイールにこびり付いて汚れの原因になります。
ノーマルのアルミホイールのみならず、インチアップなどして高価なアルミホイールなどに履き替えると、この汚れはとても気になりますよね。
長距離を走行したり、1週間毎日車を使ったりすれば、晴天が続いていてもホイールは確実に汚れています。
汚れたらまめに掃除をする。これがブレーキダスト汚れからホイールを守るもっとも簡単な方法ですが、家族サービスで長距離を運転して疲れているとホイール掃除どころではなく、そのまま次のドライブまで放置なんてこともしばしばです。
それを繰り返すうちに、ブレーキダストはホイールに固着します。長年乗った車のホイールが、洗車しても黒ずんでしまうのはこれが原因です。
そんな固着して落ちにくいブレーキダストを除去するために開発された商品が、カーメイトの「パープルマジック」です。
ホイールにこびりついたブレーキダストを化学反応で除去する「パープルマジック」は、その名のとおり透明な液剤が紫色に変色してホイールを洗浄します。
液剤を吹き付けてから紫色に変化する様が衝撃的すぎて、さまざまな都市伝説も生まれていますが、1996年のデビューから累計560万本以上販売されているというだけでも、多くのユーザーから信頼を集めていることがわかります。
また液性は水に近い中性タイプで、使用方法さえ守っていれば誰でも簡単にホイール洗浄が可能です。
そして、このパープマジックの洗浄力を高めた商品が、2022年に発売された「パープルマジックプレミアム ブレーキダストクリーナー」です。
弱酸性の液性で洗浄効果がこれまでの2倍になった「パープルマジックプレミアム ブレーキダストクリーナー」は、鉄粉にくわえて、塩カル、泥、油分などにも対応します。
液性が弱酸性になったことで心配されるアルミホイールへの攻撃性に関しては、独自の処方により低められているので安心です。
使い方は、パープルマジック同様、スプレーして2、3分待ったら水できれいに洗い流すだけ。頑固な汚れは、ホイール用のスポンジなどで軽く擦るとより効果的です。
一部、スチールホイールなどは使用不可など、自分のホイールに使用出来るか事前の確認が必要です。
カーメイト パープルマジックプレミアム ブレーキダストクリーナー
C160 ホイールクリーナー
パープルマジックプレミアム ブレーキダスト洗浄
500ml
アルミホイールにこびりついたブレーキダスト・泥・油・塩カル汚れを、化学分解してしっかり除去
「輸入車」「スポーツパッド装着車」等、ブレーキダストの多い車におすすめ
ブレーキダストに含まれる樹脂系汚れの除去に
長年使用したホイールが、念入りな洗車をしてもくすんだように見えるのは、ブレーキダストに含まれる樹脂系の汚れと、長年使用による小石やタイヤブラシなどによる細かいキズが原因です。
プロの場合は、コンパウンドで磨いて、塗装面を整え、最後にコーティングまで施しますが、費用は1台で約5万円ほどと結構な出費になります。
そこでおすすめしたいのが「パープルマジック プレミアム ホイールコーティング」です。
この商品は、ポリッシュと新硬化型被膜でホイールに新車時のツヤを取り戻すというもの。ホイールの平面を平滑に整え汚れを落とすベースポリッシュとトップコートの2液性タイプで、ほかにマイクロファイバークロス、施工用クロス、仕上げ用クロスが同梱されています。
施工は、まずクリーナーでは落ちにくい汚れをベースポリッシュで落とし表面を平滑にします。
この時点である程度ホイールの輝きが戻りますが、まだ細かいキズは残ったまま。そこにトップコートを施工することによって細かいキズを埋めて、目立たなくします。
このトップコートは、ホイールコーティングに効果が高いと言われているガラス系コーティング(シラン系ガラスコーティング剤)剤で、硬度は4H相当。
この硬度により、施工後は鉄粉なども塗装に食い込みにくくなり、小傷が減る効果も期待出来ます。約半年の耐久力です。
カーメイト パープルマジックプレミアム ホイール コーティング C161
車用 ホイールコーティング剤
【 ツヤ復活 超耐久 撥水 】
パープルマジックプレミアム ホイール コーティング C161
ホイールをしっかり守る2液仕様(ベースポリッシュ+TOPコート)
半年に1度の施工でホイールはいつでもピカピカに
今回は「パープルマジック」と「パープルマジックプレミアム ホイールコーティング」を実際に使ってみたのですが、どちらも性能と効果には大満足。
まず「パープルマジック」は、半年くらい掃除をしていないホイールも、一度で簡単にきれいになったことにビックリ。
こまめに洗浄していれば、いつでも綺麗な状態に保てそうですし、施工も簡単なので今後は洗車グッズの定番アイテムとして定着しそうです。
いっぽう「パープルマジックプレミアム ホイールコーティング」は、黒で塗装されたアルミホイールが新車ときの独特の輝きを取り戻したようで、こちらも大満足。
ズボラな性格なので、コーティング剤が不足するかと心配しましたが、16インチという現代では小径なホイールには問題なく使用できました。大径ホイールの方は 大胆に使うと足りなくなる可能性もありますので配分を誤らないようにしましょう。
今回は、念を入れてホイールを外して施工しましたが、外さなくても使用出来ます。
施工はササッと手早くも出来ますが、丁寧にすればするほど綺麗に光ります。
時間を掛けて丁寧に仕上げるのはDIYの醍醐味です。仕上がりの満足度が変わりますので、ぜひ楽しんでみてください。こちらも対応できないホイールがあるので、事前の確認が必要です。