米小売大手ターゲットは26日、従業員の安全確保を理由に、ニューヨーク市のイーストハーレム店を含む9店舗を閉鎖する計画を発表した。
閉鎖はマンハッタンのイーストハーレム店のほか、シアトルの2店舗、カリフォルニア州のサンフランシスコ、オークランド、ピッツバーグにある店舗、ポートランドの3店舗が含まれる。
ニューヨークポスト紙によると、同社は閉鎖の理由について「窃盗や小売を狙った組織犯罪がチームや客の安全を脅かし、持続不可能な経営成績」に陥っていると説明した。万引き防止策として、「多大な」投資を行い、警備員を増員したり、「盗難抑止ツール」を導入したりしたが、効果はなかったという。地域社会で果たす役割は重要としつつも「職場や買い物環境が安全である場合のみ機能する」と加えた。