つまり、デモに参加し、無断で「愛知大学学生自治会の旗」を掲げて、学長を侮辱するかのような行為が問題視されたのだ。
「戦争に反対したら退学になるのか」という声もネット上で聞かれたが、反戦デモに参加したこと自体を大学側が問題視しているわけではないのだ。デモにおける元学生たちの行為が問題視されたのである。
しかし、学生側は「ビラは自分たちが撒いたものではない」として、冤罪を主張している。学生側の主張が本当か否かが、今後は1つの争点となるであろう。そして、デモにおいて「無断で愛知大学学生自治会の旗を掲げ」たことが退学処分を喰らうことか否かということも、論点の1つであろう。
ちなみに、学生自治会側と大学は「学生会館の管理運営権」などを巡っても、争っているという。愛知大学は「大学構内の施設の使用に関する規定」を制定・施行し、会議や集会を開催したり、宣伝や勧誘などの目的で施設を使用する場合は、大学の許可が必要としているが、学生自治会が「自治活動や表現活動を制約するもの」として、反対したのだ。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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