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反戦デモに許可なく参加したなどとして、愛知大学が学生自治会役員の学生3人に退学の懲戒処分を通知、それに納得がいかない元愛知大生3人が再審査請求したことが話題になっている(『中日新聞』9月22日)。

大学が学生3人に退学の懲戒処分を通知したことが賛否両論を呼んでいるのだ。「反戦デモに参加することの何がいけないのか」「日本で反戦を叫ぶことは許されないのか」と学生に心を寄せる意見もある。

私も、学生が反戦デモに「普通に」参加すること自体、何の問題もないと思っている。「普通に」参加しているのに「それがダメだ」と言って、大学が学生を退学処分にしたならば、不当であろう。

参加学生は大学側によると「反戦デモに参加して、無断で愛知大学学生自治会の旗を掲げ、本学公認の活動であるかのような外観を作出」「学長の顔写真に(中略)ビラを掲示して、学長を侮辱、本学を愚弄」したという。