道の駅の特徴

道の駅のある長野県富士見市は、長野県東部に位置。諏訪地域の東端にあり、山梨県との県境にある。標高900~1400mの高原地帯にあるため夏は涼しく、リゾート地としても人気の地。八ヶ岳と南アルプス北端にある入笠山に挟まれた自然豊かなまちである。

『道の駅信州蔦木宿』はR20沿いにありアクセスは抜群で、山梨県から長野県に入ってすぐの場所にある。中央自動車道小淵沢ICからは約6分の距離だ。駐車場は広く、バイク駐輪場も10台ほどのスペースが用意されている。R20は五街道のひとつ「甲州街道」で、江戸時代には重要な道路として利用されてきた。道の駅があるのは甲州街道の宿場町「蔦木宿」があった場所近くで、信州の玄関口として訪れる人を迎えてくれる。


『道の駅 信州蔦木宿』は、日帰り温泉施設が入る「蔦木の館」、売店、食事処の「てのひら館」、「情報ステーション・トイレ」の3つの建物からなる。売店は、地元産の新鮮な農産物が並ぶ農産物直売エリアと土産品販売エリアに分かれている。土産品エリアでは、地域の特産品や長野県山梨県の土産品が取り揃えられている。富士見町の特産のルバーブをつかった商品や、ソバは乾麺や生麺など豊富な種類が揃っている。

食堂では、手打ちソバが大人気。「丸抜き」「丸抜き十割」「荒挽き」の風味の異なる3種類のソバを楽しめる。ほかにも、定食やラーメンなどがあり、鹿肉コロッケや信州牛メンチカツ、鹿肉の「信州リンゴメンチ」、安曇野産ワサビの「わさびコロッケ」はテイクアウトも可能。食事と温泉、どちらも利用する人にオススメは、入浴券と食事がセットになった「温泉セット」。食事のメニューは天丼か醤油ラーメンの2択だが、料金が割引となるお得なセットだ。

日帰り温泉施設は、大浴場、源泉の湯、露天風呂、ジャグジー、水風呂、サウナを完備。源泉の湯は、加水・加温なしのかけ流し。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、泉温が32.2℃とぬるめの湯だが、じっくり浸かることで身体がポカポカと温まる。畳の和室休憩所もあるので、湯上がりにゆっくりと休憩もできる。入浴料は大人700円。
道の駅周辺には、八ヶ岳エコーラインや足を伸ばせばビーナスライン、八ヶ岳高原ラインなど、景色や走りを楽しめるツーリングルートが充実。手打ちソバや温泉がある道の駅は、休憩や食事の立ち寄りや、ツーリングの目的地にも最適の場所。ツーリングを満喫したあとにリフレッシュできるスポットだ。