海外在住日本人の声
海外在住日本人によるタウンガイドサービス「ロコタビ」が独自に行った調査から、海外在住者たちがどのようにライドシェアサービスを利用しているか、日本の現状をとらえているかを見ていきましょう。
上海在住者・少なくとも月に2回利用
この調査に協力した人は、少なくとも月に2回、多い時には週に2回程配車アプリを利用するそうです。
ライドシェアサービスを解禁するか否かの議論を続けている日本については、「中国ではDiDiが出来た当初、運転手が乗客女性を殺害する事件が続けて発生したので、日本がサービスを解禁を検討する理由がとても理解できます。また、そもそも中国は白タク文化があり、政府としても彼らを管理できるという理由で、配車アプリの推進をした背景もあると思うので、日本とはすこし事情も異なるようにも感じますね」というコメントを寄せています。
「日本の不便は想像を絶する」ブラジル在住者
週に4回程度、家と最寄駅の移動でUberを利用するというブラジル在住日本人は「ライドシェアが普及している国の人にとって、日本の不便さは想像を絶するものです。たとえば、海外からの旅行者が"Uberありき”で頭が切り替えられず、うっかり遠出をしてしまって取り残される状況も起こり得ます」「気軽に・安全に・低コストで移動できる社会インフラだ」といいます。
現地での言葉に不自由していても、アプリでやりとりが完結することや、タクシーと比較してリーズナブルな金額で利用できることをメリットだと考えていることがうかがえるコメントです。
調査概要
調査対象:日常生活でタクシーを利用する20~60代の会社員男女463人
調査機関:株式会社ジャストシステム
調査方法:インターネット調査
調査期間:2023年9月20日(水)~2023年9月24日(日)
調査主体:「Appliv(アプリヴ)」
有効回答数:463人
回答者の性別内訳:男性220人・女性243人
回答者の年齢内訳:
20歳~29歳・132人、30歳~39歳・114人
40歳~49歳・80人、50歳~59歳・68人、60歳~69歳・69人
調査方法:ロコタビ登録の海外5カ国在住者への調査・ヒアリング取材
調査実施日:2023年9月18日(月)~9月21日(木)
調査主体:株式会社ロコタビ
調査国:ベトナム、台湾、中国、ブラジル、ケニア