過去に作ったのに使わずに放置している…。そんなクレジットカードを持っていないだろうか。そのままにしておいても問題がないと思っている人は、楽観的過ぎるかもしれない。

実はあまり知られていないデメリットがある。具体的に説明しておこう。

デメリット1:年会費が発生していることも

使っていないクレジットカードに年会費を支払うのは、損でしかない。クレジットカードによっては、「初年度のみ年会費無料」とし、2年目以降は有料または一定条件を満たせば無料としている。無料になる条件を満たさなければ、2年目以降に年会費が発生し続けてしまうので要注意だ。

また、クレジットカードの年会費は値上げされることもある。値上げの情報は封書やメールでカード契約者に通知されるが、その通知に気づかなければ、年会費が発生し続け、なおかつその負担が大きくなるという事態に陥る。こうした状況は絶対に避けたい。

デメリット2:新たなクレカ審査で不利に…

クレジットカードを複数持っていると、信用情報に登録される「総与信枠」が大きくなる。

総与信枠とは、持っているすべてのクレジットカードの限度額を合算したものだ。総与信枠が大きいと、その契約者がカード決済できる総額が大きいということで、これはカード会社にとってはリスクになる。クレジットカードを利用し過ぎて支払い不能に陥ってしまう可能性が高まるからだ。