なおFOXビジネスは今年2月、JPモルガンの代表者がウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領や政府高官らと200億~300億ドルの民間資本をシードとするファンドの創設を話し合い、覚書が交わされたと>伝えていた。ゼレンスキー氏は代表者らの助言に受け身で、西側諸国の支援がいつか終わりを迎え、リターンを求められる民間資本に頼らざるを得ないことを理解していたという。

ゼレンスキー氏はまた、20日の会合の数時間前、世界最大の資産運用会社ブラックロックのCEO、ラリー・フィンク氏とも面会したという。同氏は昨年9月、フィンク氏とオンラインで会合し、経済復興のためのファンドの創設について同社が無償でアドバイスを提供する方法を話し合ったと発表していた。

21日、ゼレンスキー氏はホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領と会談した。バイデン氏は3億2,500万ドルの追加軍事支援を発表。「大砲、弾薬、対戦車兵器を含む、ウクライナへの米国の安全保障支援の追加を承認した」と述べ、「来週、最初の米国のエイブラムス戦車がウクライナに引き渡される予定だ」と明らかにした。