米国を訪問中のウクライナのゼレンスキー大統領は、国連総会で演説をした翌日、マンハッタンのミッドタウンで米財界の大物らとの会合に出席し、自国の再建について話し合ったという。

米メディアが伝えたところによると、会合は米国最大の銀行JPモルガンチェースが主催し、出席者リストにはグーグルの元CEO、エリック・シュミット氏、ブルームバーグの創業者でニューヨーク市長を3期務めた億万長者、マイケル・ブルームバーグ氏、NFLのニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーのロバート・クラフト氏、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのCEO、ビル・アックマン氏ら数々の大物が名をつらねた。

ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官、投資ファンド、スターウッド・キャピタル・グループの会長兼CEOのバリー・スターンリヒトのほか、非営利団体「ワールド・セントラル・キッチン」(WCK)の創設者でセレブシェフのホセ・アンドレス氏も招かれていたという。

なおJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは出席しなかった。会合は資産運用部門のトップ、メアリー・キャラハン・アードス氏らの考案によるもので、情報筋は、戦後またはその前に民間資本を使って国を再建する方法を議論するために催されたとしている。