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EK9を脅かす唯一の他社テンロクスポーツ!5代目CJ系ミラージュ
EK9を脅かす唯一の他社テンロクスポーツ!5代目CJ系ミラージュ
1995年にモデルチェンジした5代目CJ系ミラージュは、元からお手頃なクルマだった事もあってか、カローラやシビックのようにコストダウンが目立つでもなく、ボディサイズもコンパクトなまま収まっていたので、相対的に車格が増した感じ。
ただ、同クラスでも日産 パルサー(5代目N15)が少々大きすぎた代わり、5ドアハッチバックを設定できたのでRV仕様の「S-RV」を追加してウケたのに対し、3ドアハッチバックしかないミラージュは、シビックともども一般向けコンパクトとしては没落します。
ただしスポーツグレードの「CJ4A」サイボーグ系だけは別で、特に競技ベース車のミラージュRS/ミラージュアスティRSは、軽量化やブレーキ強化がなされつつシビックより格段に安いテンロクホットハッチとして存在感がありました。
タイムアタック系の競技では引き続き活躍、1997年に初代シビックタイプR(EK9)が追加されて以降も、小型軽量ハイパワーを活かして互角の勝負に持ち込む場面が多かったものです。
ただ、CJ4Aでもマイナーだったのはフロントがストラット、リアがマルチリンクの足回りが4輪ダブルウィッシュボーンのシビックより戦闘力で劣った事と、MIVECの信頼性不足(※)という点で及ばなかったからでしょう。
(※「半ベック」と呼ばれる、経年劣化や整備不良でカムが切り替わらない持病があった)
それでもパルサー系のVZ-Rや、トヨタのレビン/トレノに比べればずっと台数が多かったのですが、シビックやCR-Xがあまりにも偉大すぎて一般での知名度は低く、中古車のタマ数は少なく、見かける機会も激減したのは寂しいものです。
CA4AにせよCJ4Aにせよ、全開で走っている姿さえ見れば「カッコイイ!」と思えるのですが…。
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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