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4代目/5代目ミラージュって速いのになんとなくマイナー?
175馬力のDOHC MIVECが唸る!4代目CA系ミラージュ
4代目/5代目ミラージュって速いのになんとなくマイナー?
国産テンロクスポーツ最強…といえば文句なしに名前が上がるのはEK9型の初代シビックタイプR、次いでベースになったEK4型のシビックSiRやその先代、EG6型あたりと、レースで争ったトヨタの歴代カローラレビン/スプリンタートレノがメジャーどころ。
しかしモータースポーツのファンなら忘れてはならないのが、グループAレース終了後はアジムカーナやダートトライアルなどでシビック最大の好敵手だった、三菱 ミラージュのサイボーグ系スポーツグレードや、競技ベースグレードのRSです。
MOBY編集部がAIに聞いた、「30~50台のクルマ好きが気になる名車」にノミネートされたのも当然で、シビックタイプR登場以前はテンロクNA最強エンジンを積むなど魅力満点ですが、どうも一般的には知名度が低くマイナーな気がします。
175馬力のDOHC MIVECが唸る!4代目CA系ミラージュ
1991年登場の4代目ミラージュといえば、姉妹車のランサーともども4ドアセダンに世界最小(1.6リッター)のV6エンジンを積んだクルマ…としては割と有名です。
ただ、ランサーより若々しくスタイリッシュ、先代より引き締まったデザインに3ドアハッチバック車の設定もあって若者向けという割に、ホットモデルの「CA4A」サイボーグ系が積む1.6リッターDOHCエンジン4G92は145馬力と、インパクト不足。
その頃にはホンダがDOHC VTECのB16Aで170馬力、トヨタも5バルブDOHCにVVTの4A-GEで160馬力に達しており、リッター100馬力いかないテンロクスポーツでは寂しかったものです。
1992年には4G92もDOHC VTEC同様に吸排気バルタイミング&リフト量を可変させる「MIVEC」を採用、ホンダB16Aすら上回る175馬力を発揮する最強エンジンでしたが、デビューと同時発売でなかったためか、一般には影が薄かった気がします。
2ドアクーペ版のミラージュアスティ(1993年追加)ともども、シビックよりお手頃な同クラスコンパクトカーとしてソコソコ人気ではあったものの、何となく「その他大勢」感は拭えず。
しかし、ジムカーナやダートトライアルなどのタイムアタック系競技ではシビックに次ぐ勢力を確保していき、ややマイナーですが1.6リッターDOHCエンジン(非MIVEC)の4WDグレード「CC4A」は、全日本ラリー4WD部門の1.6リッタークラスで活躍しています。