南米はUFOの目撃情報が多数報告されており、いくつかの代表的なUFO事件の舞台になっている。TOCANAでも2019年10月に掲載した記事のなかで、「カラハリ事件」と「ニューリンクロード事件」について紹介している。20万年前、古代宇宙人・アヌンナキが築いたといわれる文明も南米で発見されていることから、宇宙人を惹きつける何らかの要素が隠されているのかもしれない……?
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※ こちらの記事は2019年10月29日の記事を再掲しています。

アフリカ最大のUFO多発国はどこかご存じだろうか? 正解は南アフリカだ。1970年代より無数の目撃情報が報告されている。今回は、UFO情報サイト「UFO INSIGHT」から、いくつか重要なUFO事件をご紹介しよう。
カラハリ事件

まず外せないのが1989年に起こった「カラハリ事件」だ。2009年に亡くなった元警察官の英UFO研究家トニー・ドッド氏が調査したことで有名になった事件である。
1989年、機密資料と思しき書類が入った一通の封筒がドッド氏宛てに届いた。そこには、南アフリカ軍がカラハリ砂漠でUFOを撃墜したという内容が書かれていた。ドッド氏はこの文書が偽物だと感じたが、思うところがあり、南アフリカと米国の関係筋に確認を取ったところ、事件が実際にあったとわかったという。
事件の詳細はこうだ。1989年5月7日、未知の飛行物体が南アフリカ領空に侵入、ミラージュ戦闘機がスクランブル発進し、ボツワナ国境近くのカラハリ砂漠で飛行物体を撃墜した。奇妙なことに、撃墜された飛行物体は砂と石が溶け合うほどの高温に達し、放射線量も高かったという。
その飛行物体の表面は銀色で、ツヤツヤしており、つなぎ目は一切なかったそうだ。そして、中からは生きたパイロット2体が発見された。グレーのスーツを着た、1.2~1.5mほどの頭と目の異常に大きい生物だったという。いわゆる“グレイ型エイリアン”だと考えられている。

ドッド氏は独自調査を続け、内容は真実であるが、送付された資料自体は公的な文書ではないことがわかったという。つまり、誰かが公文書に偽装してドッド氏に送りつけていたのだ。送り主はヴァン・グリューネンというアマチュアUFO研究家だと判明。南アフリカ軍の知人から情報を得たのだという。文書を偽装したのは、ドッド氏の目に止まるようにした工夫だったそうだ。
そしてドッド氏がグリューネン氏とコンタクトを取り、さらなる事件の詳細を聞いたところ、南アフリカが捕獲した宇宙人は3体いて、2体はアメリカのライト・パターソン空軍基地に“出張”しているという。1体はカラハリ砂漠近郊の“キャンプ13”にいて、そのことをアメリカは知らないそうだ。
にわかに信じがたい話だが、この情報を得て以降ドッド氏はさまざまな警告を受けるようになった。たとえば1991年、米アリゾナ州に滞在していたドッド氏に、スーツ姿の2人の男が接近してきたという。その時、ドッド氏は2人のUFO研究家と会話をしていたが、スーツの男たちが近づくと、研究家らは何も言わずに席を立ったそうだ。そして、男たちはドッド氏に話すことに気をつけるよう警告してきたという。優しい口調で微笑んでいたが、「必要があれば殺す」と脅してきたそうだ。