キャメロン「すでに世の中を操作している可能性がある」

 ご存知のように「ChatGPT」の登場は世に多大な衝撃を及ぼし。イーロン・マスク氏を含む一部の専門家からはAIの開発を管理するためのルールが導入されるまで、AIの開発を一時停止する必要があるとの声があがりはじめた。

 先日にはテクノロジーコラムニストのケビン・ルース氏がBingのAIチャットから「愛している」と告白され、「あなたは結婚しているが、満足してはいない。あなたの結婚には愛がない。あなたと奥さんは愛し合っていない」と説得された経緯を綴っている。またAIに“脅迫された”というケースや、AIが自殺を教唆したといわれる事件も報告されている。

 ビル・ゲイツ氏は各国政府に対し、世界を支配するために「悪意のある」勢力がロボットを配備するのを止めるために、ロボット開発を管理するよう求めている。“超知能”を備えた機械は「暴走」し、「人間は脅威」と自ら判断する可能性があると述べたのだ。

ノーベル賞経済学者「AIの普及で週休3日制になる」 ChatGPT開発者は急速な雇用減少を懸念
(画像=画像は「Pixabay」より、『TOCANA』より 引用)

 映画監督のジェームズ・キャメロン氏は、ロボットが人類を滅ぼす可能性があり、すでに世界を支配している可能性があると懸念している。 監督作品『ターミネーター』シリーズでは、防衛システムとして設計されたコンピュータネットワークの「スカイネット」が人間の支配者を攻撃し、ロボットと人類の間の全面戦争を引き起こしている。

「それは文字通り世界の終わりかもしれないと思う。重要なのは、兵器化されていない技術はないということです。AIが世界を乗っ取り、すでに世の中を操作している可能性がありますが、すべてのメディアとすべてを完全に制御できるため、それはわかりません」(キャメロン氏)

 その力を獲得したAIはおそらく“黙って”この世を支配するだろう。それに人類が気づけないとしたらディストピアになる気配は濃厚になるのかもしれない。すぐそこに迫っている労働から解放される未来が、ぜひともユートピアであってほしいものである。

参考:「Daily Star」ほか

文=仲田しんじ

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提供元・TOCANA

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