タチウオ釣りのタックル

釣り座を確保したのでタックルの準備にかかる。メインのタチウオ釣りのタックルは、48gまでの重さのルアーのキャスティングに耐えられる10FTのショアジギング用ロッドに、5号ナイロンラインを巻いたスピニングリールとタチウオテンヤという仕掛けという、エサ釣りにこだわる私ならではの珍妙な組み合わせ。

岸和田一文字にタチウオ絶賛回遊中で釣り人熱中【大阪】上級者は2ケタ釣果タチウオテンヤのタックル(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)

初秋ということで、タチウオの個体は小型中心なのを念頭にテンヤはSサイズを選んだが、ヘッドの重量が軽いのが難。そこで遠投重視の仕様にするために手を加え、スイベルを使ってオモリを4g足した。発行体はポピュラーなイエロー(黄緑色)ではなく、ケミホタル75のブルーを選んでタチウオの目を引くようにした。

岸和田一文字にタチウオ絶賛回遊中で釣り人熱中【大阪】上級者は2ケタ釣果のませサビキ釣りのタックル(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)

夕暮れまでは、飛ばしウキでのノマセサビキ釣りで時間つなぎを決め込む。タックルは大サバ狙いの時の組み合わせを流用。本来は5号の磯竿を用いるところだが、今回は4.2mの細身の投げ釣り用の竿に中通し発泡ウキ、サビキは8号針・ハリス7号のフラッシュ仕様の船釣り用のサビキの組み合わせとし、その下には15号のドンブリカゴのテンビンにハリス4号・2本針の仕掛けも付け加えた。

サバが多くウルメイワシは数がまとまらず

内向き(陸向き)サビキ釣りをしていた隣の釣り人からの「イワシも釣れますよ」との声に、イワシはお宝だと心惹かれてノマセサビキ釣りの予定は先送り。ノマセサビキ釣りのタックルをそのまま使って内向きでの釣りに取り掛かった。しかし、アタリは頻繁にあるが、サバの猛襲にウンザリ。

岸和田一文字にタチウオ絶賛回遊中で釣り人熱中【大阪】上級者は2ケタ釣果岸和田沖一文字南方向を臨む(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)

お目当てのウルメイワシは数がまとまらず、15:30頃に切り上げて、沖向きのノマセサビキ釣りに転向。夕マヅメ近くの青物の回遊を待ち望んだが不発に終わり、周りでもルアーマンによる2匹のサゴシ(サワラの幼魚)を見たにとどまった。

岸和田一文字にタチウオ絶賛回遊中で釣り人熱中【大阪】上級者は2ケタ釣果ウルメイワシと豆アジ(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)

夕暮れ近くから引き釣り開始

17:00発の便が船着き場に着いたのを見て、本命のタチウオテンヤの引き釣りを開始。当日は長潮だが19:00過ぎの満潮に向けての上り潮で、タチウオの地合いは期待できる。

最初はタチウオに一段上のアピールが効く冷凍イワシをタチウオテンヤにセット。尾の部分を余らせるようにワイヤーでくくるのがポイントだ。エサ持ちが悪く、せいぜい3投までしか持ち堪えないのが難だが、釣果優先でキャストを繰り返す。

岸和田一文字にタチウオ絶賛回遊中で釣り人熱中【大阪】上級者は2ケタ釣果テンヤのエサをイワシからドジョウに変更(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)

すると日が暮れようとする18:00過ぎ頃からポツリ、ポツリとタチウオが釣れだした。私も一層気合いを入れてキャストする。18:30前に周りの釣れ具合が増してきたのを見て、今日は時合いがはっきりしていると決断し、エサ持ちの良いドジョウのエサに切り替えた。