■最寄りの空港に緊急着陸

その後、客室乗務員らが男を取り押さえ、プラスチック製の結束バンドで拘束。これで事なきを得たが、乗客たちはセルビアのベオグラードに緊急着陸することを余儀なくされた。

ロンドンに暮らす、病気の母親に会いに行く予定だったヴィクターさんは、メディアに「正直、二度と母に会えないかもしれないとも思った。恐怖でいっぱいでした」と当時の心境を明かしている。

勇敢に立ち向かったヴィクターさんについて、SNSでは「ヒーロー」と称える声があがっている。