
昔話などでもおなじみのたぬき。可愛い顔で親しみやすい動物ですが、実は世界的には珍しい生き物だって知ってましたか?
どんな餌を食べてるの?海外では珍しいって本当?意外と謎に包まれている動物「狸(たぬき)」の生態を解明します!
目次
たぬきの生態とは?たぬきは何を食べるの?
・たぬきの生態
・たぬきは何を食べてるの?
たぬきの餌付けはNG!
・野生のたぬきを餌付けしてはいけない理由
たぬきの生態とは?たぬきは何を食べるの?

たぬきの生態
可愛い見た目で絵本のキャラクターなどにもなっているたぬき。湖などのある水辺の環境を好み、森の中で生活しています。
たぬきのつがいは非常に仲が良く、どちらかが死んでしまうまでパートナーとは離れ離れにはならないそうです。特にナワバリなどはないそうで、餌を求めて幅広い範囲を行動するそうです。その行動範囲は50~60ヘクタール程度(東京ドーム約13個分)だそうです!おっとりしてそうに見えますが、意外とアクティブなんですね!
たぬきは何を食べてるの?
葉っぱやリンゴなどを食べていそうに見えるたぬきですが、実は雑食。植物の葉や果実も好んで食べますが、水生の昆虫や魚、エビや小鳥なども捕えて食べるのだそうです。
もふもふの体毛でおっとりしていそうなイメージのたぬきの見た目は、実は冬毛の時。夏毛のたぬきは意外とスリムに見えますし、水の中を泳いだり俊敏に獲物を捕らえたりもするようですよ!
たぬきの餌付けはNG!

近年、野生のたぬきへの餌付けが問題視されています。可愛い見た目で思わず餌をあげてしまいたくなる気持ちもわかりますが、何故餌付けしてはいけないのでしょうか?
野生のたぬきを餌付けしてはいけない理由
野生のたぬきに餌をあげてしまうと、「人間に近づいていけば餌がもらえる」とたぬきに学習させてしまうことになります。そうすると、人間を恐れなくなったタヌキはが山から里へ下りてきて餌をもらうようになります。人間にもらったエサで栄養状態が通常より良くなったタヌキ達は多く繁殖するようになり、増えたタヌキ達は人間のもとに集まるようになります。
通常ならば、離れて暮らすタヌキ達が多く集まることになり、異常繁殖や、伝染病の媒介を助長してしまいます。更には、たぬきが人里に近づいてしまうことにより、農作物への被害、交通事故などの原因にもなってしまいます。
かわいいからという理由で餌付けをしてしまうと、結果としてたぬきにとっても人間にとっても良い結果にならない場合の方が多い為、自然動物への餌付けはやめた方が良いという事になります。