込み入った様をあらわす「紆余曲折」。
この言葉には、「紆余」という珍しい語句が含まれています。
ここでは、「紆余曲折」がなぜ込み入ったさまをあらわすのかその意味や、成り立ち、類義語について見ていきましょう。
目次
「紆余曲折」とは
・「紆余曲折」の意味
・紆余曲折の用い方・例文
紆余曲折の「紆余」とはなんのこと?
・「紆余」のあらわすもの
・「曲折」の指すもの
「紆余曲折」とは

(画像=『FUNDO』より引用)
ここでは、「紆余曲折」の意味や用い方について見ていきましょう。
「紆余曲折」の意味
紆余曲折は、事情が込み入っていることや解決に手間取っている状況を意味します。
ことの成り行きが様々な事情から込み入って変化していく様子をあらわすこともあります。
紆余曲折の用い方・例文
紆余曲折は、結果が出た後に用いる事が多いです。
ことの経過の間に様々な問題があったという事を仄めかす形となることもあります。
・彼は紆余曲折の末、彼女とついに結ばれた
・ここに至るまでは、紆余曲折があった
この例文では、どちらも現在に足るまでに『いろいろあった』ということを「紆余曲折」を用いて表現しています。
紆余曲折の「紆余」とはなんのこと?

(画像=『FUNDO』より引用)
「紆余曲折」には、込み入った事情という熟語としての用い方だけでなく、曲がりくねっている様という状態をあらわす言葉としての意味もあります。
どちらも、「紆余」と「曲折」のそれぞれの意味に準じた言葉となっていますよ。
「紆余」のあらわすもの
紆余は、基本的に「紆余曲折」の形でしか見ない言葉でしょう。
その意味は、うねり曲がっていることです。
「紆」単独でも、曲がることや曲げる事を意味します。
「曲折」の指すもの
曲折とは、曲がりくねっていること意味します。
「紆余」も「曲折」も曲がっていることを意味する語句ということになります。