都会の喧騒を離れ、川沿いの喫茶へ──。清らかな川のせせらぎを聞きながら団子やかき氷などの甘味とともに開放的な空間で過ごす至福のひととき。

目次
■瀞ホテル(奈良県・瀞八丁)
 ・大正ロマンを感じる秘境のカフェ
 ・100年の歴史を守り継ぐ、断崖絶壁に佇む絶景喫茶
■パーラー白糸の滝(山形県・戸沢村)
 ・昭和レトロと最上峡の絶景

■瀞ホテル(奈良県・瀞八丁)

大正ロマンを感じる秘境のカフェ

喫茶が旅の目的になる!わざわざ行きたい「絶景の清流喫茶」
(画像=窓側の席。目の前には、瀞八丁の絶景が広がる。、『男の隠れ家デジタル』より引用)

奈良県、三重県、和歌山県の3県にまたがる国特別名勝の「瀞八丁」は熊野川水系、北山川の上流にある大峡谷。その断崖絶壁に佇む食堂・喫茶「瀞ホテル」は、もとは大正6年(1917)に開業した旅館であった。

開業当時は「あづまや」の名で、山で切り出した木材を筏にして下流へ運ぶ筏師の宿として営業していたという。20年前、3代目・東悦生さんの逝去を期に閉館。息子・達也さんの「100年前から変わらない景色を残したい」という想いから平成25年(2013)、飲食店として営業を再開した。

喫茶が旅の目的になる!わざわざ行きたい「絶景の清流喫茶」
(画像=特製ハヤシライスセット(1500円)。ハヤシライスは前日午前中までの予約制。優しい味わいと深いコクが特徴だ。※セットの内容は写真と異なる場合があります。、『男の隠れ家デジタル』より引用)

窓際の席から臨む瀞八丁の光景は吸い込まれそうになるほどの迫力だ。看板メニューはハヤシライス(予約制)。肉やキノコをたっぷり使用し長時間煮込んだ自家製ソースはコクのある味わい。

現在は2階の元客室を改装して1日2組限定の部屋貸しやカヌー体験なども行っている。雄大な大自然を眺めながら至福のひとときを味わってみてはいかがだろうか。

100年の歴史を守り継ぐ、断崖絶壁に佇む絶景喫茶

100年以上の歴史をもつ建物が醸し出すレトロな雰囲気と新しさが融合した食堂兼喫茶。本館は奈良県指定文化財に指定されている。雑貨販売や、カヌーやSUP体験などのアクティビティも楽しめる。

奈良県吉野郡十津川村神下405
0746-69-0003 ※予約は公式HPから
営業時間/11:30~売切次第終了
定休日/不定休

■パーラー白糸の滝(山形県・戸沢村)

喫茶が旅の目的になる!わざわざ行きたい「絶景の清流喫茶」
(画像=ガラス貼りの店内。赤いイスが昭和レトロな空間に。、『男の隠れ家デジタル』より引用)

昭和レトロと最上峡の絶景

ドライブインに併設。「日本の滝100選」の一つである白糸の滝と、最上川に臨む贅沢な空間でフルーツパフェやナポリタン、クリームソーダなど昭和レトロなメニューも楽しめる。

喫茶が旅の目的になる!わざわざ行きたい「絶景の清流喫茶」
(画像=季節のフルーツパフェ(930円)。フルーツパフェはパーラーの鉄板メニューだ。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
喫茶が旅の目的になる!わざわざ行きたい「絶景の清流喫茶」
(画像=五重塔バーガー(2700円)デカ盛りメニューも人気。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
喫茶が旅の目的になる!わざわざ行きたい「絶景の清流喫茶」
(画像=ホットコーヒー(500円~)とともに贅沢なひとときを。、『男の隠れ家デジタル』より引用)
喫茶が旅の目的になる!わざわざ行きたい「絶景の清流喫茶」
(画像=店舗入り口のガラス扉。パーラーの原義は談話室。、『男の隠れ家デジタル』より引用)

山形県最上郡戸沢村古口字土湯1495-1
0234-57-2146
営業時間/10:30~15:00(土日祝は〜16:00)
定休日/水曜、月2回不定休(要問合せ)