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日本橋~豊洲間と晴海~日の出間に、船による通勤を目的とした新航路が誕生するそうです(図表は東京都のウェブから)。
私が注目するのは、もちろん後者の「晴海~日の出」ルートです。
晴海の船着場は、晴海フラッグの交通広場前になります。そして、日の出桟橋の船着場は浜松町駅から約0.8kmです。
果たして、船通勤は晴海フラッグ住民に普及するのでしょうか?
晴海フラッグは、地下鉄の最寄り駅から徒歩20分近くかかり、鉄道による交通アクセスはあまり良くありません。
その代替策として来年入居が始まるタイミングでBRTと呼ばれるバス便が新橋・虎ノ門方面に増発されることになっています。
船による交通手段は、このBRTとの競合になると思います。
晴海~日の出ルートの最大の懸念は、船着場から浜松町駅までのアクセスです。
徒歩で約10分とされていますが、雨の日や真夏・真冬に海沿いを10分歩くのは負担です。無料のシャトルバスが運行されるという話もありますが、船から降りてまたバスに乗ってようやく浜松町駅というのは微妙です。
また、浜松町から更に乗り換えが必要な乗船客がほとんどと思われ、現状では利便性はお世辞にも高いとは言えません。