カタラーナをアレンジした料理。茹でた蛸のロースト、トマトのガスパチョソース

パンはフォカッチャとライ麦パン。すごく美味しくて、これと飲み物だけで、一食になりそうです。食べ過ぎ注意!

フォカッチャなど。パンは美味しいので食べ過ぎ注意!

前菜の最後は、塩で締めたタラ(バッカラ)のフリット、トマトソース、スモークパプリカ、わさび菜、西洋ワサビ。バッカラはタラの旨みが凝縮されていて大好きなので、このフリットが食べられるのはほんとに嬉しい。

バッカラのフリット、トマトソース、スモークパプリカ

パスタの一つめは、リゾットに、オマール海老とリードボー。オマール海老の卵を乾燥させて粉末にしたものにオレンジの香り付け。そしてオマール海老の甲羅で取ったビスクソース。リゾットのお米、カルナローリはアルデンテ、完璧です。

オマール海老だけでも超が付くご馳走なのに、リードボー(仔牛の胸腺)が食べられる⁈とは。リードボーは成長ホルモンの塊で、これを食べた翌朝はお肌プルプルになるので、美味しいだけでなく、美容にも良いのです。日本では食べられることが少ないので、貴重な機会でした。オマール海老の卵の粉末にオレンジの香りを付けるというのは、イタリア的です。

リゾットはオマール海老とリードボー、オマール海老の卵の粉末にオレンジの香り。

パスタの二つめは、ラビオリにリコッタとパルミジャーノ。牛頬肉、孔雀椰子の木の蜜。サラダ菜。

ラヴィオリにリコッタ、パルミジャーノチーズ。牛頰肉、孔雀椰子の木の蜜。緑はサラダ菜。

メインは、近江鴨、ヘーゼルナッツを蜂蜜を塗った皮目にのせて。鴨のジュと赤ワインと血のソース。

メインの近江鴨にヘーゼルナッツ。

デザートは、私のは、サフランのクレームブリュレにアプリコット、ラム酒に浸して乾燥させたベネズエラ産トンカ豆の香りを合わせて。サフランを効かせているため、黄色が特に鮮やかで、美味しさが倍増です。

サフランのクレームブリュレ。黄色が鮮やかです♪

夫は、チョコレートムース、カカオのポレンタ、チョコレートコーンフレーク、アメリカンチェリーのヴァンブリュレコンポートとともに。少し味見させてもらいましたが、素晴らしいお味でした。

チョコレートとチェリーのデザート。フォレノワールのイタリア版かな

こちらのソムリエの藤本智さんは、ワインの世界ではとても有名な方だそうです。イタリアワインがお好きな方なら、藤本さんに相談して、お料理に合わせて選んでもらうことをおすすめします。素晴らしいマリアージュを楽しめると思います。

店内に飾られている、イタリアっぽいモノクロの写真。

松本シェフと以前お話した時に、「日本の皆さんに今まで食べたことのない料理を出したいと思っています」とおっしゃっていたのが印象的です。

きっと近いうちに予約が取りにくくなって、値段がもっと高くなると思うので、今のうちにぜひ訪れてみてくださいね。

レ アピ オステリア(Le Api Osteria)

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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