ロシア経済協力相の存続は野党からも批判されています。ロシアへの経済制裁を担当している大臣が同ポストを兼任していることが矛盾していると指摘する野田元首相の指摘は妥当なものです。この矛盾が放置されることは他国から日本外交が「二枚舌」であるという批判を呼び起こす可能性があります。
朝日◆「ロシア経済協力相」是非めぐり迫る野田氏 首相は廃止に慎重姿勢 J3LfJtaNvc 「立憲民主党の野田佳彦氏は「実務もないのに、なぜ大臣を置き続けるのか」と質問。経済制裁を担当する経済産業相が兼務していることの矛盾も指摘した」※制裁担当が経済協力も兼務!?日本無茶苦茶!
— deepthroat (@gloomynews) February 8, 2023
ロシアとの経済協力を通して北方領土を取り戻すという安倍政権の戦略は失敗に終わりました。しかし、日本政府はその総括を行っている様子がありません。
対ロシア経済協力に6年間で200億円投入…「無駄だった」と官庁幹部 北方領土交渉は停止 A4XyDGAACT
— sparkle H. (@sparkle_h14) June 25, 2023
「ロシア経済協力担当大臣」って、岸田改造内閣でも廃止されてないし、西村康稔氏とか萩生田光一氏とか世耕弘成氏とか大臣経験者もいっぱいいるし、そもそも政府として対露外交を何にも総括してないし、陰謀論者とか反米主義者とかより何よりまずそっちだろ、って思うのは何か変なのかなあ
— Y (@kirihandsome) September 15, 2023
日本がウクライナ支援を行っている以上、日露経済協力の進展は見込めず、外交で北方領土が帰ってくることはありません。外交手腕に自信があるとされる岸田首相ですが、「ロシア経済協力相」が存続する限りはその手腕には信用が持てません。
昨日(9月13日)の会見で外相交代について問われた際の岸田総理の返答。岸田研究や日本外交における官邸と外務省の関係について、後々まで引用されることになりそう。外相よりも総理自ら外交を引っ張る。今年のG7外相会合と首脳会合の関係からも明らかだったものの、改めて総理の口から。 pic.twitter.com/OZgswSszFp
— Michito Tsuruoka / 鶴岡路人 (@MichitoTsuruoka) September 13, 2023

プーチン大統領(Wikipedia)と岸田首相(首相官邸)
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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