「ESCADE」の特徴
前述の通り、パームス社が目指したのはルアータックルでできるアユ釣り。「ESCADE」シリーズは、基板リップで水の流れを確実に掴み、石に当たると反転して鮎が苔を食んでいる様子を再現できるのが一番の特徴だ。カラーラインナップは8色で、80mmと100mmのサイズを用意されている。
また、この「ESCADE」にはバイブレーションタイプもあり、それが「ESCADE VIB」。カラーラインナップは7色あり、水流や深さによって重さをセレクトできるように、11gのType1、18gのType2と2タイプが用意されている。
※河川では管理漁協により、ルアーによるアユ釣りや、リール付きロッドでのキャスティングによるアユ釣りを禁止している河川があります。使用の際は必ず、河川の遊漁規則を守り、アユ釣りを行ってください。
※ハリスの全長やハリ数などは、河川によってルールがあるので釣行前に調べましょう。
アユルアーのフィールドについて
続けて、アユルアー釣りのフィールドについて飯田社長に伺った。
相模川がメッカ
漁協さんの柔軟な対応もあり、相模川は連日大賑わいです。今年は天然鮎の遡上が2,000万尾ともいわれており、県外のアングラーも多くみられます。今後、相模川は関東の「アユルアー」のメッカになっていくのではないでしょうか。
関西エリアの現状は?
現状では関東と比較するとアユルアー市場は静めですが、「安曇川」などはポテンシャルが非常に高いです、特に琵琶湖の鮎は釣りやすいため、このあたりが中心になって盛り上がるのではないでしょうか。
今後の展望
今年京都・桂川で実釣取材をしまして、その時は基本的にルール等が細かくなく、釣りやすいなと感じました。ただ駐車場などの環境整備がまだ出来上がっておらず、その点が課題になってくると思います。しかし鮎ルアーの解禁にも前向きな為、今後の状況次第で関西もどんどん熱くなってくるはずです。
アユルアーと漁協
アユルアー釣りがさらに広がっていくためには、漁協の理解と対応が必須だ。この点についても伺ってみた。
漁協の現状
全国どこの漁協さんも収支的にどこも厳しいのが現状だと思います。その為、「アユルアー」に期待し解禁するところも多く、解禁していない漁協さんも基本的には前のめりなところが多いです。
課題は?
解禁しても釣り人を誘致していくための環境(駐車場問題)などの整備を進めていく必要があります。盛岡にある漁協さんでは、ダムの下を「友釣りエリア」、ダムの上の川を「アユルアー専用エリア」と完全に分けているなど、工夫もみられてきています。弊社では、漁協のサポートとして、全国で試釣会やスクールを継続的に実施しています。今後も漁協さんに対し、献身的にサポートを行っていきます。