LEDのナンバー灯に交換する際の注意点

ナンバー灯の交換方法!LEDに交換するのは違反?車検についても解説
(画像=『MOBY』より 引用)

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LEDのナンバー灯へ交換する際に気を付けたい要素を3つピックアップしました。

  • ナンバー灯に使用できる商品か確認してから使用する
  • 発色が白であるかチェックする
  • メーカーや値段に要注意

ナンバー灯に使用できる商品か確認してから使用する

1つ目は「ナンバー灯に使用できる商品か確認してから使用する」です。

LEDには大きく分けて2種類のバルブが存在します。ポジションライト用で使用するバルブ、ナンバー灯などで使用するバルブと種類が異なるので気を付けなければなりません。

ナンバー灯に使うバルブは光を周辺へ飛ばし、ハロゲン製のバルブなどと同様、的確に光を届けることができます。しかし、ポジションライト向けのバルブは、光を一つの方向にのみ飛ばす傾向があり、光が複数の方向へ届きにくくなります。

例えば、ポジションライト向けのバルブをナンバー灯に使うと、ナンバープレートですべての領域を照らせなくなるでしょう。

ナンバー灯をLED製に替えるには、ナンバープレートをすべて照らせることが求められるため、バルブの種類を確認してから間違えのないように購入しましょう。

ライトの発光色が白であるかチェックする

2つ目は「ライトの発光色が白であるかチェックする」です。

保安基準第36条および第205条にも書かれている、「番号灯の灯光の色は、白色であること」を遵守しなければなりません。

LED製では、青や緑など別の発光色を採用している商品も販売しているケースがあります。保安基準に沿わず車検違反となるため、購入したLED製のナンバー灯に使用されているライトの発光色が白であるか欠かさずチェックしましょう。

メーカーや値段をチェックする

3つ目は「メーカーや値段をチェックする」です。

LED製のナンバー灯は、同じ規格でも生産しているメーカーによって販売価格の差があります。

安い商品ならコストがかかりにくく、安くLEDバルブに交換することができます。しかし、商品の品質や耐久性に不安があるでしょう。

一方、著名なカー用品メーカーでもLED製ナンバー灯は生産されています。著名な分、値段が高くなりがちですが、車検に対応できるよう作られているのと、使用時の品質・耐久性を考慮して作られています。

そのため、確実に車検にも合格できる商品を購入したいと考えるのであれば、著名メーカーのLEDナンバー灯を購入すると良いでしょう。

ナンバー灯をLEDに交換したら車検はどうなる?

ナンバー灯の交換方法!LEDに交換するのは違反?車検についても解説
(画像=『MOBY』より 引用)

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ナンバー灯をLED製に交換したら車検に合格できるでしょうか。

結論から述べると、保安基準第36条および第205条で示されている内容に適合していれば可能です。以下の基準に適しているかがカギでしょう。

  • 夜間走行中に、後方20mの距離からナンバープレートの数字を確認できるもの
  • 「白色の明かり」でなければならない
  • 器具が損傷している、あるいはレンズ部分が壊れたり、汚れたりしてはいけない
  • ナンバー灯の光で、他の運転手の運転妨害になってはいけない
  • レンズを正確に取付けないといけない

上記5つのポイントで注意したいのは「白色の明かり」。稀に、青や緑、オレンジなど別の発光色であったら、車検に不合格となる可能性があります。

車を車検に預ける前、ナンバー灯をLEDへ差し替えている際は白色のアイテムを使っているか忘れずにチェックしましょう。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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