金融機関などが確認する「ブラックリスト」に情報が一度登録されると、ローンを組んだりクレジットカードを作ったりするのが難しくなる。

では、ブラックリストに載った情報を消す方法はあるのか。自ら解除申請をすることは可能なのか。

結論:情報が消えるのを「待つ」しかない

結論から述べると、自分に都合がよいように自由に情報を消すことはできない。

登録されている情報に誤りがある場合など例外的なケースはあるが、一度情報が載ってしまうと、情報の登録がなくなるまで「待つ」しか方法はない。

情報の登録がなくなるのは、支払いの遅延や延滞の場合、一般的にその状況が解消されてから5年~7年となっている。

そもそもブラックリストとは何なのかを含めて詳しく説明しよう。

そもそも「ブラックリスト」とは?

正確には「ブラックリスト」というリストはないが、信用情報機関の各個人のデータに「事故情報」が載ることが、「ブラックリスト入り」に近いイメージだ。

事故情報とは、支払いの遅延や延滞、自己破産などに関する情報のことで、各信用情報機関に加盟している銀行や消費者金融業者がそれぞれこうした情報を登録し、相互にその情報を参照できる仕組みとなっている。