ブラックリストに載るとクレカは作れない?

審査基準は非公開のため断言はできないが、ブラックリストに情報が載っている期間は、基本的にクレジットカードを作ることはできないと思ってよいだろう。

クレジットカード会社は審査の際、信用情報機関に申込者の情報を問い合わせる。そして事故情報があることが判明したら、審査をパスさせない可能性が高い。

ちなみに、スマートフォンの分割払いや住宅ローンを組むことなどもできなくなり、不便を強いられることになる。

情報が消滅すれば元通りになる?

信用情報機関に登録された事故情報が消えれば、ほかの審査項目で申込者の評価が減点とならなければ、ほとんどの場合はクレジットカードを作れるようになる。

ただし、各クレジットカード会社が独自に管理しているブラックリストにおいては情報が消えないケースもあり、そこで「要注意人物」などといった烙印を押されていると、そのクレジットカード会社ではクレカを作れない可能性が高い。この点は覚えていてほしい。

ブラックリストに載ったらすぐに情報は消えない

上述した通り、ブラックリストに載ると何年もの間、生活で不便を強いられることになる。ブラックリストに載ったらすぐに情報が消えることはないため、支払いの遅延などには常日頃から注意したい。

文・岡本一道(政治経済系ジャーナリスト)
国内・海外の有名メディアでのジャーナリスト経験を経て、現在は国内外の政治・経済・社会などさまざまなジャンルで多数の解説記事やコラムを執筆。