果物の「ハッサク」

(画像=『FUNDO』より 引用)
八朔と同じ同じ名前の「八朔」という果実があります。
両者にはなにか関係があるのでしょうか?
ハッサクとはこんな果物
「ハッサク」は、ミカン科ミカン属の植物です。
サクサクとした食感が特徴で、甘味よりも酸味の方が強いフルーツです。
一般的なみかんとして知られる「温州みかん」などと比べると一回り大きく、重量は2倍から3倍ほどとなります。
旬は「八朔」ではない!?
「ハッサク」は、江戸時代末期に現在の広島県尾道市にある島因島の浄土寺の境内が起源とされます。
その名前は、この浄土寺の住職が「八月朔日の頃から食べられる」と発言したことから付けられました。
ところが、「ハッサク」が出回るのは4月上旬~4月下旬にかけて。
夏ではなく、春が旬のフルーツなのです。
ハッサクの選び方と保存方法
「ハッサク」は、新鮮なものほど明るい橙黄色をしています。
ヘタも緑色で鮮やかなものほど新鮮な証とされています。
手にした時にずっしりと重量感があるものも実がつまっていて美味しいです。
他にも、匂いも爽やかで甘い香りのするものほど美味しいとされています。
保存する際は、皮が厚く丈夫なので室温でも長持ちします。
ただし、風通しの良い冷暗所に置くなど工夫をすることでより新鮮に長持ちします。
室温が高い場合は、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。