IP電話や、アプリ電話からの通話時間が長い
続いて、スマートフォンを利用している人に、「携帯電話番号」と、「IP電話・アプリ電話」それぞれの1週間の平均通話時間を調査。すると、携帯電話番号からの場合、「MNO4社」は15.4分、「サブブランド」は18.8分、「MVNO」は7.5分という結果に。一方、IP電話・アプリ電話からの場合、「MNO4社」は34.3分、「サブブランド」は35.2分、「MVNO」は14.7分でした。
いずれの場合も、携帯電話番号からよりIP電話やアプリ電話からのほうが、通話時間が長くなっていることがわかります。契約内容によっては、無料通話時間が付与されているプランもあるようなので、無料通話分をうまく利用しつつ、IP電話やアプリ電話を使っている、という人もいるのかもしれません。
日本の料金プランは、無制限の海外キャリアに見劣りする
同社はさらに、海外の先進諸国6カ国(米国・英国・フランス・ドイツ・オーストラリア・韓国)で、加入件数1位のキャリアの月額料金プランと、日本の料金プランを比較し、考察しています。それによると、料金プランに含まれる音声通話料金は、日本では“1回5分まで無料”などの条件付き従量課金制であるのに対し、海外は無制限が基本となっているそう。有料で無制限のオプションを追加できるキャリアや、年齢によって通話無制限オプションが無料で利用できるキャリアもあるそうですが、“すべてのユーザーがその恩恵を受けることはできない”と同社は指摘しています。
先ほどの通話時間の調査結果で、携帯電話番号からの通話より、IP電話やアプリ電話からの通話のほうが多用されていることからも、無料通話プランの需要の高さがうかがえます。今後、各事業者において、新たなプランが検討される際には、ぜひとも今回の調査結果を参考にしてほしいものです。
出典元:【MM総研】
文・若林勇希/提供元・オトナライフ
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